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緊急告知-リコピンダイエットと健康を考える

緊急告知-リコピンダイエットと健康を考える

デキストリンサプリをリコピンサプリと宣伝する企業
-消費者庁の是正勧告-

リコピンダイエットを謳ってきたデキストリン系サプリメント販売企業
に対して、先ごろ消費者庁が広告宣伝のあり方に是正勧告を出したことをご存知かもしれません。このサイトでも同様に指摘してきましたが、夜寝る前にリコピンサプリメントを飲むとダイエットになる・・・そんなことはないのです。当たりまえですが、なぜか、この勧告を受けた会社のデキストリンサプリメント(まず、この企業がデキストリンサプリをリコピンサプリかのように宣伝していること自体が問題です)が若い女性に評判だというので、このサイトやリコピンフォーラムで注意勧告をしてきました。改めて正しい知識と判断が必要であることをぜひ考えてもらいたいと思うわけです。

品質とは=①製品の安全性・効果 ②製品・成分情報

企業側には大いに問題があります。この製品はデキストリンを主成分とした「下剤的サプリメント」です。しかし、メイン成分であるデキストリンに関する成分情報が提供されていないことが問題であることを指摘しました。なんと、主成分情報はなんら提供せず、副成分のリコピンだけを宣伝し、販売してきたという企業なのです。
また、リコピンは油脂とともに吸収されますが、このサプリメントに油脂は配合されていないことも問題であることを指摘しましたが、根拠のない広告宣伝をはじめ、このサプリメントはさまざま問題をはらんでいるようです。
ところが、消費者庁の是正勧告後、この企業は「品質に問題はない」とリリースし、さらに驚いてしまいました。この企業に、品質とは①製品そのものと②製品情報の二つがあるという理解、認識ができていないわけです。こうした企業の認識レベルで良質のサプリメントをつくることはできないといっていいでしょう。最後の最後まで問題がある企業だといえるかと思います。
消費者としてこうした認識レベルの企業がつくる製品に十分な注意が必要です。根拠のない広告宣伝を派手に流しながら、真に消費者が必要な情報は提供しないという企業姿勢だからです。消費者庁ももっと早くこの対応をするべきだといえるでしょう。

リコピンダイエットとは=リコピンによる代謝促進

ただ、リコピンダイエットという表現そのものが間違っているとはいえません。リコピンがもつ代謝促進でダイエットは期待できるのです。ただ、今回問題となった製品は、そもそもリコピンサプリメントではありません。ですからダイエット効果はありません。また、ダイエットとはただ痩せることではありません。リコピンサプリの設計は、①リコピンが主成分であること、②オリーブオイルが配合されていること、それが必須条件ですから、この問題サプリメント以外にも問題をはらんだ擬似リコピンサプリがあるわけです。トマトメーカ-大手にも同様の問題サプリメントがあります。
リコピンサプリメント製品はそれほど多くありません。私が関係する企業のほか、2~3社程度しか販売していません。広告宣伝で有名な企業のリコピンサプリは、大手メーカーを含め、根拠もなくリコピンの名前だけ強調して販売している、擬似リコピンサプリといえるからです。その多くがリコピンを配合しただけ、いったい何を目的に製品設計したサプリメントかがわからないというのが実情になっています。ほとんど意味はないといっていいでしょう。

なお、リコピンフォーラム(http://lycopeneforum.seesaa.net/)第8回~13回で、リコピンサプリメントの製品設計、成分設計のあり方、販売されている製品の正しい評価、選び方について解説しています。

カロテノイド(リコピン)のちから


植物の色素であるカロテノイド成分は、健康維持や美容、病気予防のために貴重な健康成分です。本来、そうした大切な成分情報を製品の品質として消費者に提供し、消費者に正しく理解されて、健康のために利用してもらことが目的で、企業責任です。
同時に、カロテノイドはビタミンやミネラルと同じ食品成分ですから、飲んだ翌日に効果を実感するということはありません。薬ではありません。また、あってはならないことです。薬成分を含む問題サプリメントがあるようですが、正しく製品設計されたサプリメントは半年、1年という時間のなかで健康増進や体調管理を目的にするものですから、すぐに効果を実感することはないということです。これは重要な視点ですからぜひ理解していただきたいと思います。
予防とは本来そうした時間軸で考えるものです。実感することがないのが予防医学の特徴でもあります。そして、そのことは大切な視点だということも忘れず、サプリメントを健康維持に役立てていただきたいと考えるわけです。
予防のためには時間とお金をかけないとよく言われたりしますが、病気になってしまうと簡単に体調、健康が戻らなくなります。いったん病気が発症すると時間もお金もかかることは覚えておいていただきたいと思います。すなわち、予防にかけるお金は(1ヶ月5,000円程度)は安いことは知っていただきたいと思っているわけです。

「製品より、情報を買う」のが正しい判断

広告宣伝が目立つ企業、製品情報や成分情報がほとんど提供されていない、あるいは乏しい企業の製品は疑問をもつことを忘れないでください。健康のためと考えつつ、健康を害することになりかねません。先般の化粧品被害事件でもわかるように、消費者庁は常に後手の対応しかできません。健康被害なども後手の対策になりがちだということはこの機会に理解しましょう。
広告宣伝はもとより、製品よりもその製品の情報を買うという姿勢が大切なのです。製品設計の目的、そのための成分情報など、自社の製品にかかわる情報を正しく提供しているかどうか、それが製品の品質、安全性、効果につながるからです。そうした大切な情報を提供せずに広告宣伝するような企業、それだけで購入することは危険だといえるでしょう。
正しい製品情報、成分情報を提供・開示している企業の製品を選ぶこと、それが何より大切だということです。大手企業だから安心できると考えることは間違いです。一般には、広告宣伝が派手な企業は注意するべき企業だといえるでしょう。

健康維持、予防医学のためのサプリメントです。安心して健康のために利用できる製品を選びたいものです。

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テーマ : ダイエット・美容・健康
ジャンル : ヘルス・ダイエット

メタボリックシンドロームと高血圧症

メタボリックシンドロームと高血圧症


腹囲と心血管系イベントリスク

2008年よりメタボ検診が開始されていることはご存知だと思います。このメタボ検診では、近年、腹囲との関係に疑問が呈され、その見直しが指摘されるようになっています。
メタボリックの定義は肥満と同義でも使われたりしますが、基準とされる腹囲が基準値(男性90センチ以上、女性85センチ以上)を超えていても、血圧や血糖値が正常に保たれている人は心血管系イベントの発症につながらないことがわかってきたからです。このことは、血圧や血糖値のコントロールが心血管系イベントの予防に重要なファクターになっていることを示すものです。
大橋靖雄教授(東大)は、全国2万人に及ぶ男女を7年間にわたって追跡するというコホート研究を実施しました。それによれば、脳血管病の発症に血圧や血糖値が大きく関連していることがわかり、肥満との相関が少ないことがわかりました。
また、厚生労働省研究班(班長:門脇孝東大教授)も、全国2万人の男女を9年間追跡調査したコホート研究で、血圧が基準値を超えている人は肥満とは関係なく、脳血管系、心血管系の病気の発症が高まっていると結果を報告しています。

死亡原因のリスクファクターでは喫煙が指摘されていることは知られていますが、高血圧症もそれと変わらないリスクファクターになっていることは意外に知られていないように思うわけです。
そして、高血圧治療では半数の人が十分コントロールできていないことも報告されていますが、血圧管理は非常に重要な健康指標であることは認識してもらいたいと思うわけです。120-80というのが血圧の正常値とされますが、140-90という範囲の血圧管理が大きな課題になっているわけです。積極的な血圧コントロールの是非が背景にあるわけですが、これに関連して、すぐに薬に頼るというのでなく、食生活を通じた血圧管理、健康管理を意識するということが重要な視点になっているわけです。

リコピン(カロテノイド成分)のちから

リコピンはトマトの抗酸化機能成分ですが、欧米でこのリコピンによる血圧コントロールの試験が始まっています。
これは、薬の治療では半数が満足できるコントロールがなされていない現状というなかで、食品成分によるコントロールが可能かどうかを検証しようとする試みです。いわゆる軽症高血圧症140-90のコントロールが前提の試験ですが、リコピンを2ヶ月服用し、一日12mg以上で一定の効果が見られ、15~30mgでは有意差が確認されたという報告が欧米10カ国の共同研究で発表されています。

リコピンはカロテノイドでもっとも期待できる機能成分といっていいのですが、高脂肪食品の多い現代の食生活を見直すこととともに、動脈硬化を促進する酸化LDLの合成抑制のために積極的に摂取したい食品成分だともいえるでしょう。
米国では医師が治療に薬と同格でサプリメントを使いますが、残念なことに、日本では医師が治療にサプリメントを使うことはまだ多くありません。しかし、医(薬)食同源の言葉のように、食生活は病気の予防、治療の最優先で考えるべき大切な視点であるということだけは間違いありません。この機会に、食生活による健康管理について考えてみることを強くお奨めしたいと思います。







テーマ : 健康生活:病気・治療法
ジャンル : ヘルス・ダイエット

秋の体へ-夏野菜で体内水分ケア

秋の体へ-夏野菜で体内水分のケア

夏の水分と秋の水分

さて、夏の疲れが体に出る季節になりました。肌寒い日があったり、まだ夏と思うような日があったり、今は季節の変わり目、夏から秋への体のケアが必要なときといえるでしょう。夏は自然がもっとも厳しい季節ですが、どうしても私たちは生活のなかで無理をしてきました。
特に、体内の水分です。これからの秋と比べると夏は2倍くらい補給(摂取)してきています。以前、夏野菜はなぜ水分が多いかというお話をしましたが、野菜の水分とはただの水ではありません。ビタミンやカリウムなど、たっぷり含んだ水分ですから、野菜から水分を摂るのはただ水道の水を飲むこととは違うわけです。夏野菜を多く、意識して摂ってきた人はそう心配はいらないのですが、ただの水(水道水・ジュース・ペットボトルなど)を多く摂ってきた人はこれから要注意です。

体の中は水だらけ

そもそも、私たちの体は65%が水分だといわれています。水分は血液であったり、リンパ液であったり、60兆とも100兆ともいわれる個々の細胞にたくさんの水分があります。ですから、水分は本来的に必要な物質で、この水分とは、ただの水ではないことに留意する必要があります。野菜の水分も栄養素や機能成分を含んだ水分です。また、お味噌汁などもただの水分ではありませんね。食べ物より、まず水といわれるように、水のない生活では3日もすれば生命の危機に瀕してしまうといわれます。食べ物は1週間なくても生命の危機には至りません。それだけ水が大切なわけです。水と空気はタダと思っていると大変なことになります。

水は生命を潤す

水分は、細胞活動-これは生命活動です-になくてはならないわけですが、体温調節、老廃物の運搬などでも重要な役割を担っています。残念なことに、今年も多くの方が生命を落とされた熱中症は、この体温調節ができない体の状態です。汗をかくというのは、体温を下げる働きです。人間は36~37℃で恒常性が保たれていて、汗とか呼気がまるでサーモスタットのように自動的に体にたまった熱を外に出しています。それで、毎日の健康が維持できるわけです。
また、全身をめぐる血液というのは、体のさまざまな老廃物を一緒に集めてきますが、腎臓を通るときに大量の水で濾過(クリーニング)されます。そして、必要な物質がもういっぺん再吸収されてから、最後に尿として排泄されています。尿は1~1.5リットル排泄されます。汗や呼気でも1リットル程度(寝ている間も)排泄されますから、私たちは水分を一日2~2.5リットル程度は補給する必要があります。食事などから1リットル程度、意識して1.5リットルは飲み物などで補給する必要があります。飲み物はただ水だけでなく、お茶やコーヒーなど工夫することも必要です。

夏野菜で秋の体づくり

夏は、秋と比べて多くの汗、呼気などでも水分を失いますのでどうしても水分を多く摂ってきました。それが秋になっても水分を多く摂ると、今度は体に必要のない水分がたまりやすく、かえって体調を壊してしまいます。夏から秋への季節の変わり目に体調を崩す人が多いのはそのためです。
季節の変わり目は体の変わり目でもあり、水分補給も変わり目だと意識することが大切です。
夏野菜はビタミンやカリウム(ミネラル)の宝庫です。キュウリ・ナス・ゴーヤ・ピーマン・ミョウガ、そしてトマト、見事に水分代謝を調節する成分(ビタミンやカリウム)をたっぷり含んでいます。秋が深まりつつありますが、秋の体をつくるために、もういっぺん夏野菜をしっかり食べてケアすることをぜひおススメしたいと思います。
もっとも自然が厳しい夏に育つ(旬)野菜は実にたくましい野菜なのです。厳しい自然に負けない野菜のチカラで夏の体のケアをし、今度は味の濃い、実りの秋を堪能しましょう。

テーマ : ダイエット・美容・健康
ジャンル : ヘルス・ダイエット

リコピンサプリメント事情-リコピンスペシャリストの立場から

リコピンサプリメント事情
-リコピンスペシャリストの立場から


リコピンという名称を冠しただけの、擬似リコピンサプリメントが多くなり、リコピンスペシャリストとして大変残念に思うと同時に、ちょっと困った問題だと思っています。口コミサイトなどでは、消費者も混乱していることがわかります。

消費者として製品情報を理解する

そもそも、消費者としては、主原料(主成分)と異なる成分名を冠した製品には疑問を持つことも必要です。もちろん、原材料表示をきちんと読んで判断することが消費者としても基本ですが、その原材料表示や情報がいくら調べても企業が提供する情報サイトにないとすればどうでしょうか。
主原料ではない成分名を製品の名前に冠してしまうサプリがあるわけです。消費者はサプリで健康になるより前に、自分を守るために原材料や成分名を判断するチカラをつけなければなりません。これは化粧品でも同じです。美白成分事件もありました。

リコピンサプリ、擬似リコピンサプリ

リコピンサプリメントでは、ダイエットを宣伝する「擬似リコピンサプリ」が多くなっています。有名なトマト食品メーカーでも同様ですので、これは社会問題なのかもしれません。
特に、トマト食品メーカーの責任は大きいですね。というのは、リコピンという成分、機能を十分知っている日本を代表する企業だからです。そのため、まるで良心の呵責かのように思える宣伝も多いわけです。
コラーゲンサプリをリコピンサプリとか、内側から美しくとか、そんな宣伝が目につきますが、リコピンを知っている企業として嘘は書けないのでしょう。こうした擬似リコピンサプリメントのなかではまだマシです。トマト大学を読むとわかりますが、リコピン美活習慣という製品名にそもそも問題があるわけです。錠剤サプリにオリーブオイルは配合できませんので、錠剤に配合できる硬化性油脂で誤魔化しているわけです。さすがにリコピンを知る企業として、オリーブオイルは配合できないが、何か油脂を配合しなければ・・・ということでしょうリコピンをまるで宣伝用に配合したようなリコピンダイエットと宣伝するデキストリン成分の下剤系擬似リコピンサプリメントは、ことごとく必要な油脂が配合されていません。そして、錠剤です。消費者として、これらはリコピンサプリメントではないということを理解する必要があるわけです。さらに、こうした企業のサイトでは、このサプリメントでもっとも重要な主原料であるデキストリンや麦芽糖に関する成分情報がまったく開示されていません。それでも、消費者が購入することには驚いてしまうわけですが、そうした行為は危険だといわざるをえません。口コミサイトを読んでみてもほとんど主成分をわかって購入していない事実が見えます。サプリメントは食品、食べ物です。何がどう使われ、それらの成分がどんなものか、どんな働きがあるのかなど、十分に理解して選ぶことが大切です。健康のための食品なのですから。

口コミサイト

口コミサイトでは、ほとんどの方がこうした下剤系擬似リコピンサプリをリコピンサプリと勘違いしているわけですが、ぜんぜん効果はなしという口コミが圧倒的です。効果があるもないも、いたって当然です。ダイエットにリコピンサプリメントを生かすのであれば、『リコピン+オリーブオイル』で正しく製品設計されている「ホンモノのリコピンサプリを摂る」ことがはじまりですこの設計は、リコピンサプリの黄金律(ゴールデンルール)だからです。それがリコピンサプリメントなのです。ほかの原料は必要ないといってもいいくらい、リコピンサプリメントとしての設計では骨格です。それはリコピンが油に溶けて吸収されるカロテノイド成分(脂溶性成分)であるからです。オリーブオイルが配合されない(配合できない)錠剤ではリコピンサプリメントそのものがつくれないわけです。非常にシンプルなのです。リコピンが製品名に冠されたり、リコピンダイエットと宣伝しても、そもそもオリーブオイルはなく、はじめからリコピンサプリメントではないということなのです当然、リコピンがもつ機能をダイエットに生かすことはできません。この大切な視点がなく、口コミサイトには効果がないと書いてあるわけです。もちろん、企業側の責任もあるわけですが。
トマト食品メーカーの疑似リコピンサプリはまだマシといいましたが、固形油脂を配合した錠剤サプリですので、融点が相当高いと考えられ、リコピンを溶かして吸収させるような油脂成分ではないでしょう。リコピンを知っているメーカーでリコピンにオリーブオイルが必要だから、何か油脂を配合しただけと思われ、これはこれで問題だと言っていいでしょう。この会社にもリコピンサプリメントがあるわけですから、日本を代表するトマト会社には反省を促したいと思うわけです。

宣伝に惑わされず、製品情報を理解する

こうした、消費者を愚弄するかのような擬似リコピンサプリの情報で共通するのは、激ヤセ、〇〇Kg痩せた・・・などの宣伝、写真(疑問ありですが)ばかりであると同時に、消費者が正しく選択するために必要な情報を提供していないということです。おそらく、「消費者にそれを気づかせたくない」ということなのでしょう消費者に「な~んだ、リコピンサプリメントじゃないのか」とは気づかせたくない。だから、主原料であるデキストリンや麦芽糖、キャンドルブッシュ・・・については一切説明しない、情報は出さないということなのでしょう。こうしたサプリメントを、リコピンサプリかのように販売するという姿勢は極めて疑問であるといえます。そして、錠剤です。
ですから、こうした擬似リコピンサプリメントの口コミは当然すぎるわけですが、一方で、ホンモノのリコピンサプリメントはダイエットにも効果があるわけです。さらに、そのダイエット効果は下剤的擬似リコピンサプリとは異なり、緩やかに代謝機能を高めることでダイエットになるという、本来的なダイエットを応援する機能です。ですから、リコピンサプリメントを摂ることとは相容れない、単に整腸や下剤をダイエットかのように考えている消費者も、正しいダイエットの意識をもつことが必要です。ぜひ、リコピンサプリメントをダイエットに役立てていただきたいと思わずにいられません。
ホンモノのリコピンサプリメントではデキストリンや麦芽糖、キャンドルブッシュ、コラーゲン、ヒアルロン酸など・・・そうした成分は配合されません。リコピンの機能を高めるための成分は配合されますが、必ず、リコピンとオリーブオイルのゴールデンルールに従って製品設計されます。健康のためですから、きちんと製品情報を読んで、そして理解して選びたいものです。参考に、私も企画開発委員を務める「リコピンEQ」のサイト(ウエルインデックス社 http://www.wellindex.co.jp)をご紹介しますので参考にしてください。


テーマ : 健康食品 サプリメント
ジャンル : ヘルス・ダイエット

現代サプリメント事情-サプリメントで栄養摂取?

現代サプリメント事情-サプリメントで栄養摂取?

サプリの設計と原材料

サプリメントを摂る目的は明確でしょうか。このごろのサプリには、あれもこれも配合されて、いったい何を摂ることを目的に設計されたのかわからないサプリメントがあります。消費者は、これも入っている、あれも入っていると、何か得したような気になるのでしょうか。
確かに、実際に原材料表示を読むと、盛りだくさんの原料名が書いてあり、サプリの設計目的や性格がまったく理解できない製品が多くなってきました。また、そうした製品が1,000円とか、2,000円で販売されていたりするわけです。一方に、原材料としては3~5原料程度しか使われないサプリがあり、それが5,000円で販売されているわけです。価格も相当な差があります。

サプリメントは栄養補助食品

ダイエタリーサプリメントとよぶ米国では、消費者教育法(DSHEA)という法律があり、サプリメントの情報開示が法律によって管理されています。そして、サプリメントは食生活を補助する食品として位置づけられているわけです。その背景にある考え方は、病気を治すためには薬だけでなく、栄養(食品)にも役割があるという考え方です。ですから、治療で医師もサプリメントを用いることが多いわけです。
ただ、そうした考え方がありますので、サプリメントの成分は特定され、配合量も高く、日本のサプリメントの3倍から10倍程度配合されるのが普通です。また、FDAという機関(日本の厚生労働省)では薬のようにサプリメントを同じように管理、監督しています。
サプリメントを摂る目的は健康のためですから、こうした米国のダイエタリーサプリメントの考え方は、きわめて理にかなっているといえます。そのために、製品情報(特に成分情報)がきちんと表示されること、消費者がそうした情報を理解することがサプリメント選びでは重要になります。

サプリメントで栄養摂取?

米国のサプリメントは単成分(ビタミンEなど)または2~3成分でつくられます。それに対し、日本では2~3成分以下というのは少なく、10以上、多いものでは30くらいの成分が配合されているものがあります。
いくら栄養素や機能成分が天然物でも、10成分、20成分が一つになったサプリとしての性質はわかりませんから、こうしたことは、そのサプリメントでどのような健康増進効果が期待できるかわからずも、何かの役に立つでしょうという程度でサプリメントを摂っていると思われます。
その一方、毎日の食生活をどれだけ気にかけているかです。本来、サプリメントは栄養補助食品ですから、食生活を補助するための食品です。しかし、そうした多原料で多成分のサプリを見ると、食生活ではまるで栄養はいらないかのようにも見えてきます。実際にコンビニで販売されているサプリメントを、毎日3種類(一つのサプリで10成分以上)摂っているという方がいて、毎日30以上の栄養成分や機能成分を摂っていることになります。本人も、毎日これだけ栄養を摂っているから、そう簡単に病気にはならないだろうと言っています。
食生活は見直さず、サプリメントだけは摂るというのはいかがかと思うわけです。栄養はサプリメントで摂る時代になっているのでしょうか。

サプリメントの効果と製品設計

サプリメントの製品設計では、まず、どのような健康増進効果を期待するかを決めますその効果を期待できる原料を選んで、そのサプリの主原料として決定します。その後で、主原料に期待できる効果を最大限に高めるための副原料を選びます。副原料には、主原料の性質を考え、主原料の効果を高める原料を選びます。このときに、主原料を生かすために必須の原料というのもあります。リコピンではオリーブオイルが必須の副原料として配合されるわけです。このように、サプリメントを選ぶ場合は、製品設計がきちんと見えるものを選ぶのが大切です。原料とされる野菜や動物も天然物ですが、10種類とか20種類も配合されると合成成分が配合されることも多く、注意が必要です。
天然物の成分は合成成分ほど強くはありませんが、同じ成分が重なった場合に思わぬ健康被害が現れる可能性があります。こうした配合原料の多いサプリメントの多くは製品設計が見えにくくなっています。どういう目的で配合されたのか、その設計に疑問、問題があるといわざるを得ない製品が散見されます。
そもそも、10も20も原材料が使われるサプリメントというのは、製品設計はもちろん、性質や効果もほとんどわからないわけです。サプリをつくった会社でもきっとわかっていないでしょう。一つひとつの成分は確認できても、5種類、10種類を混ぜたときの効果はわからないからです。まして、1回ではなく、毎日、毎月継続していくときの効果はわかりません。

食生活(栄養バランス)+栄養補助食品(サプリメント)

健康、ダイエットでは毎日の食生活を見直し、栄養バランスを設計し直すことを第一に行いましょう。その後、嗜好、ライフスタイルを確認して、摂るサプリメントを決定します。これによって、栄養をサプリメントから摂るという発想がなくなり、どんな栄養成分や機能成分を補給するのかを明確にします。それからが製品選びです。
製品設計がしっかり考えられた、天然素材成分を原料にしたサプリメントを選びましょう。あれもこれもたくさん配合されているから・・・という発想で選ぶのはやめましょう。サプリメントはしっかり設計されることが大切ですから、原材料はできるだけ5種類以下(最大でも10種類以下)のものを選ぶようにしましょう。そして、その設計を自分でも理解できる、そうしたサプリを選ぶようにしましょう。


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ジャンル : ヘルス・ダイエット

サプリメントを選ぶ-製品情報を正しく読む

サプリメントを選ぶ-製品情報を正しく読む

Keywords:
サプリメントの選び方,情報のあり方,正しく理解する,製品設計,成分設計,安全と安心,薬・食品・サプリメント


現在では、多くの方がサプリメント(栄養補助食品)を摂るようになりましたが、摂る目的や製品情報を十分確認したうえで、、安全で安心できる製品を選ぶことが大切です。特に、情報サイトでは、製品設計であまり関係しない成分を強調して、消費者の関心をひきつけようとするものもあります。自分自身で原材料や成分をきちんと調べ、理解してから選ぶことが何より大切です。サプリメントは食品ですから、毎日の食事と同じ考え方で選ぶことが大切です。

主原料は製品設計の要(かなめ)


サプリメントではどんな健康効果を期待して設計されたか、それが主原料の設計にあらわれています。サプリメントの主原料は、原材料表示で初めに表示されている原料(法律で、もっとも多い原材料から順に表示されています)です。
主原料がデキストリン(デンプン成分)で設計された、いわば整腸・下剤系ダイエットサプリがあります。このサプリでは副原料の一部のリコピンだけを強調していて、リコピンダイエットと宣伝しています。しかし、若い女性の投稿などを読んでみると、やはり下剤効果はあるようですが、リコピン効果、ダイエット効果があると評価されているものは少ないことがわかります。この製品設計ではダイエット効果(便通の改善だけではありません)を期待することは難しいといえるでしょう。このサプリは整腸・便通改善(下剤効果)を期待して設計されているサプリメントと考えていいと思います。
このデキストリンを主原料(主成分)として設計し、リコピンサプリと宣伝している下剤系ダイエットサプリに関する投稿に、①「ダイエットにいいのは何もトマトの繊維質だけじゃない」②「13-oxo-ODAが配合されていない」、③「リコピンはカロリーや糖質の吸収を抑えるのはウソ」、④「リコピンは体に蓄積するから摂りたくない、危険」などと書かれたサイトがあり、リコピンの正しい情報、消費者の正しい理解が必要なことがわかります。

夜トマトダイエットサプリ=デキストリンサプリ

この投稿に関連して、リコピンに関する正しい情報(訂正情報)を提供しておきたいと思います。以下、投稿された作者にも理解していただきたいと思います。
まず、①に関してですが、このサプリが「リコピンダイエット」と宣伝しているのは、リコピンを宣伝に使っているだけだと思います。本来、消費者に対して「デキストリン(デンプン)ダイエット」の表現で情報提供されるべきサプリメントだといえます。実際に、このサプリメントは、デキストリンや麦芽糖を主原料にしていて、デキストリン成分によるダイエット効果を期待して設計されています。また、トマトの繊維質は配合されていません。「何もトマトの繊維質だけがいいわけではない」というのは勘違い、理解不足だと思います。消費者も、このサプリを選ぶときはダイエット(正しくは整腸・便通効果)を目的に配合されている原料は「トマトリコピンではなく、デキストリンデンプン(成分)である」ことを知っておく必要があります。この製品でも、主原料がデキストリンであることは原材料表示にちゃんと書いてあります。ただ、配合量の情報がないのは問題ですが。
同時に、このもっとも大切な主成分のデキストリン情報がなんら提供されていないこと、副原料のリコピンだけが宣伝されているため、消費者が勘違い、混乱するであろうことは容易に想像できます。この誤解を与えかねない情報提供(宣伝)は、作者が指摘するように倫理的問題があるともいえるでしょう。
このサプリではトマトの繊維質が関係していないこと、選ぶときには主成分であるデキストリンデンプンのことをきちんと調べ、理解しておくことが大切です。

次に、②の「13-oxo-ODA(京大の河田教授らの発見成分)が配合されていない」ということですが、配合されているかどうか明確ではありません。トマトエキス(リコピン)が副原料で配合され、そこに13-oxo-ODAも混じっているかも知れないからです。ただ、検証されていないわけですから、表示されていないことは正しいともいえます。今のところ、この成分が検証されていたり、配合されているサプリメントはありません。検証されていないにも関わらず、ブランドにしたサプリが一点あり、むしろこの製品の情報提供のあり方に倫理的問題が指摘されるべきでしょう。この製品の成分情報にも13-oxo-ODAが含まれているという表示はなく、含まれているとは考えられないわけです。話題を提供しているだけと考えられ、この製品には疑問が残ります。

それから、③「リコピンがカロリーや糖質を抑えるのはウソ」ということですが、カロリーや糖質を抑えるというのは、主原料であるデキストリンや麦芽糖に期待される効果です。ですから、リコピンではなく、デキストリン(デンプン成分)のであることを知っておいていただきたいと思います。リコピンにそうした効果があるかのように宣伝されていて、確かに消費者の勘違いや誤解を招きやすいこと、また大切な情報が提供されていない現実でもあります。

最後に、④「リコピンは体に蓄積するから摂りたくない、危険」ということですが、欧米でビタミンAやビタミンEの蓄積が問題となり、摂りすぎはがんを誘発するという報告があります。このビタミンAやビタミンEは人工合成ビタミン(合成添加物)のようです。天然のカロテノイド成分はα‐カロテンやβ-カロテンなどが小腸でビタミンAに変換されるのですが、リコピンはビタミンAには変換されません。リコピンのまま体に、血液中に入ります。
また、私たちの体でいちばん多い天然カロテノイド成分はリコピンです。特に精巣(睾丸)や前立腺、副腎に多く集まっています。そして、リコピンは体に蓄積しないカロテノイドであると同時に失われやすいため、がん予防や生活習慣病予防のためにも、トマトなどからリコピンを定期的に摂る食生活がむしろ大切になります。これに関連して、世界がん研究基金が「リコピンが前立腺がんを予防する可能性が高い」ことを報告しています。このことは国立がん研究センターの「科学的根拠に基づくがん予防」で説明されています(http://www.ganjoho.jp)ので、この機会にぜひ目を通していただきたいと思います。そして、このリコピンは食品で、天然物を摂る必要があります。安価な合成サプリメントもありますが、健康のためのサプリメントですから、くれぐれも天然成分を素材にしているサプリメントを選ぶことが大切です。
なお、リコピンについてもっと詳しく知りたい方は「リコピンフォーラム」(http://lycopeneforum.seesaa.net)をご覧ください。

主原料の情報を確認することで、そのサプリの性質はおよそわかります。製品設計として、主原料として配合される原料がそのサプリの性質、効果を決めるといってもいいわけです。そのため、主原料はほかの副原料より数段多く使われるのが一般です。
副原料は、主原料の効果を高めたり、相乗効果を目的に配合されるものが多いのですが、必ずしもそうとはいえず、何ら根拠なく、宣伝のためだったり、話題として配合されていると思われる製品もあります。そうした製品は配合材料が多いだけで、サプリの性質としてほとんど意味はもたないことも多いわけです。『主原料は何か』・・・これはそのサプリに期待できる効果です。そして『副原料は何か』・・・これは主原料の効果を高める成分です。そうした視点からサプリメントの製品設計を読むことで、選ぶときの勘違いが避けられ、サプリメントの性質がよく見えるようになります

原材料や配合量、成分を知って選ぶ

情報サイトには原材料名だけしか表示されず、配合量や成分量は表示されていないサイトがあります。まさか、製品にもそうした情報が表示されていないとは考えにくいのですが、サプリを選ぶときは情報サイトを参考にして選びますので、その情報サイトに選ぶための情報がないということになり、大変困ってしまうわけです。実際に、それが「○○サプリの選び方サイト」という情報サイトですから、驚いてしまいます。「消費者が選ぶための情報サイトであるはずが、選ぶために必要な情報は掲載されていない選び方サイト」になっているわけです。おそらく、ほとんどは評価が高いと書かれている宣伝サイトなのでしょう。そうしたサイトでは比較されるサプリの製品数が少ないことや、製品設計や原材料などの分析がないなど、かなり偏った情報サイト(宣伝サイト)であることがわかります。比較するときは何を比較するの明確にしなければなりません。製品設計の違いか、成分や量の違いか、種類や配合量か、何を比較するのかが大切だからです。
ただ、比較するまでもなく、原材料名だけしか情報がないサイトでは選ぶことができません。原材料の配合量や成分量がわからないために、選ぶことができないわけです。こうした情報をきちんと提供しているメーカーがあるわけですから、情報提供(情報開示)に対するメーカーの姿勢にも差があります。消費者(お客様)に選ばれるために情報を提供するわけですが、そのための情報を提供しないメーカーは要注意だといえるでしょう。

薬・食品・サプリメントの違い

健康食品は「健康を増進する」ことを目的とする「食品」です。サプリメントは栄養補助食品として設計されるのが一般です。メーカーでは「ある効果=健康効果を期待して」、原材料がもつ性質、成分や量を確認しながら、設計、配合しているわけです。
薬は「これは何に効くのか」という会話が自然ですが、健康食品やサプリメントは「何に効くのか」という会話は不自然ですね。健康食品やサプリメントが「何かに効く」のであれば、流通そのものが危険ともいえるからです。「食品」として流通するのは「何に効くといえない」ことを意味します。わかりやすくいえば、食品は何かに効くとはいえないもの、そうした会話が成り立たないものだということです。栄養でも「何に効く」という会話はしませんが、健康食品やサプリメントも食品ですから、同様なのです。
逆に、薬は「何に効くか」明確でなければ薬とされません。これに関連して、たとえばコエンザイムQ10は近年まで薬の成分でしたが、現在では食品成分になりました。まだ、一部で薬の成分としても使われていますが、世界的には食品で利用される方が圧倒的に多いわけです。コエンザイムQ10はビタミン類似の成分(ビタミンQともよぶ)で、ビタミンと同様、その効果が緩やかであるため、2000年に食品成分とされたわけです。また、ビタミンCやEも薬と食品の両者で使われている成分です。
いずれにしても、健康食品、サプリメントは食品ですので、天然成分を主原料として製品設計された、質の高いものを摂ることが大切です。一部に人工添加物同様ともいえる安価なサプリメントもありますが、「健康のため」ですから、そうしたサプリメントは避ける方が賢明だといえるでしょう。


テーマ : 健康食品 サプリメント
ジャンル : ヘルス・ダイエット

リコピンサプリメントを選ぶ-製品設計を知る

リコピンサプリメントを選ぶ-製品設計を知る

サプリの選び方情報サイト

サプリの選び方情報サイトがネットにあふれています。そうした情報サイトの多くでは、そのサイトがNo1とするメーカーの宣伝サイトであったり、広告会社とタイアップした同様の宣伝サイトといえるような情報サイトになっているようです。
そうした中、ブログサイトのなかには大変説得力に富み、学ぶことの多いサプリの選び方サイトもあります。そのサイト運営者は、おそらく医薬や栄養に関わる仕事に従事されたり、個人的に相当学習されて、知識をもっている方だと思われます。
サプリの選び方というサイト名を冠した情報サイトでは、消費者がサプリを選ぶときの大切な情報、すなわち製品設計や原材料、成分に関する本来必要となる情報が提供されずに、ダイエットに役立つ、アンチエイジングに役立つ、若々しさを保つ・・・などの美辞麗句が羅列されている販促サイト、あるいは宣伝サイトが多いのも気になるところです。今回は、リコピンサプリを例に、サプリメント選びで大切なポイントを解説します。

サプリメントの原材料情報と成分情報-製品設計を知る

サプリメントを選ぶときに、もっとも重要になる情報が原材料情報や成分情報、栄養情報です。通常、食品衛生法、JAS法、健康増進法などに従い、表示されています。ところが、原材料名しか表示されていない情報サイトがあり、大変驚いています。ダイエットの言葉で、若い女性に魔法をかけているといわれている有名なサプリメントの情報サイトにも、原材料名しか情報はありませんでした。
さて、原材料表示は、使用量の多い原材料から順に記載することが法律で決められています。ですから、そのサプリメントがどういう目的で設計されて、どんな性質をもつサプリなのか、この原材料表示でおよそ知ることができるわけです。いちばん初めに書かれている原材料名は、そのサプリメントの製品設計で目的を果たすために配合される主原料です。すなわち、原材料表示のいちばん初めに書かれている原材料名がそのサプリメントの性質をあらわしていると考えてもいいわけです。

リコピンダイエット? デンプンダイエット!?

情報サイトによれば、リコピンダイエットの言葉で若い女性を魔法にかけているサプリメントがあり、調べてみると、その製品の原材料名は、初めに「難消化性デキストリン」と書かれています。リコピンはトマト抽出物として中段にありますが、このサプリメントは、リコピンよりも、デキストリンの効果を目的として製品設計されたことがわかります。原材料名に表示されている上位の原材料でサプリメントの性質は決まりますから、他に書かれた原材料はサプリメントの性質にはあまり関係しない成分でしょう。
この若い女性に人気があるというダイエットサプリは、製品設計で主原料としているデキストリン効果による「デキストリンダイエット」あるいは「デンプンダイエット」でなく、「リコピンダイエット」と宣伝しているのも奇妙に思われます。この製品設計では、トマト抽出物(リコピン?)はこのサプリメントの性質にあまり影響しないと考えられること、さらに、リコピンサプリに必須であるオリーブオイルの配合量も少ないため(中段以降)です。
このサプリメントはダイエット効果を目的に製品設計され、そのためにデキストリンや麦芽糖を主原料(主成分)とした「デンプンサプリメント」であることを消費者に伝える必要があるでしょう。「デンプンダイエット」や「デキストリンダイエット」の言葉でこの製品情報が伝えられると消費者も理解できますが、なぜかリコピンダイエットの言葉で製品情報が伝えられていますので、そうした情報が消費者を混乱させていないか、それが懸念されているわけです。
ちなみに、デキストリンや麦芽糖は安全なデンプン成分(繊維質)とされ、ダイエットでも大切な成分の一つといっていいでしょう。また、この製品の情報サイトにある製品情報が原材料名だけで、原材料の配合量や成分量の情報は見当たらず、消費者が正しく判断する(選ぶ)ための情報が不足しています。この消費者への情報開示の姿勢もちょっと問題があるといえるでしょう。

日米のサプリメント設計事情

米国では、日本の厚生労働省にあたるFDA(医薬品食品局)というところが、医薬品と食品を一体で管理、指導しています。日本では、医薬品は厚生労働省、サプリメント(食品)は消費者庁が中心となり、米国とその管理、指導体制は異なっています。また、米国ではダイエタリーサプリメントとよび、食生活での栄養不足を補完する食品として管理、指導されています。ですから、米国ではサプリメントが医薬品と同様に考えられ、また多くの医師が治療、健康管理で使用しているわけです。日本では、サプリメントは一般食品ですから、ほとんどの医師は治療で使用しません。また、米国では医師は薬と同様の考え方にたっていますので、サプリメントは単独成分で製品設計されているものが多く、かつその成分量は日本のサプリメントの5倍~10倍程度配合されているのが一般であることなど、製品設計の考え方が異なっています。
こうした日米のサプリメントの考え方や設計の違いを知っておくことが、米国製サプリメントを摂るときに役立つでしょう。特に、遺伝子や体型の違い、医師が薬のように使うこと、単独成分であることなど、日本とは大きく異なっているわけです。
こうした基本な違いがありますので、単に米国がサプリメント先進国だと考えることは必ずしも適切とはいえません。ただ、米国でサプリメントを使うときには、日々の食生活をしっかりチェックしてから選びます。日本では食生活をしっかりチェックしてサプリメントを選んでいるとはいえないと思われます。米国では、サプリメントは日々の食生活を見直し、不足している栄養成分を補給する食品であるとする考え方があります。そういう意味で、日本では食生活を見直さず、まるでサプリメントから栄養を摂るかのようなサプリ選びという現状も目に映るわけです。
サプリメントは「食生活を補完する食品である」ということを、ぜひこの機会に考えてもらいたいと思います。

なお、米国におけるダイエタリーサプリメント情報や統合医療に関する情報を知りたい方には、「米国統合医療レポート」(http://www.anzai-assoc.com/report/)が参考になるでしょう。

テーマ : 健康食品 サプリメント
ジャンル : ヘルス・ダイエット

「アエラ」と「マイナビウーマン」から

「アエラ」と 「マイナビウーマン」から 

「アエラ」(7月1日号)に、このエッセイやウエルインデックス野菜塾で指摘した、近年の野菜の栄養素低下について同旨の記事が掲載されています。この問題は、解決に急を要する社会的問題だと私は考えています。そして、ジャンクフードやコンビニフードの全盛、BMI30を超える肥満者の増加(アメリカより少ないといえ)、これは野菜摂取の減少やジャンクフード、コンビニフード、ジャンクサプリメントなどに象徴される食生活の乱れが背景にあると考えられます。まさに、ダイエットとして、食生活の見直しが必要な時代です。下剤的サプリメントで便通だけ整えようとするのでなく、食生活を見直して、ダイエットにとりくんでいただきたいと思います。

「人工添加物」の話題には多くの人が関心を示します。一方、300円とか500円、1,000円程度のサプリメントは、人工添加物を摂っているともいえるような製品も多いわけです。「健康のため」に摂る食品が、人工添加物かのような成分素材ということには、大いに考えるべきことがありそうです。1ヶ月500円とか1,000円(一日30円)という健康食品(サプリメントなど)に、「健康のため」といえるサプリメントがほんとうにあるのか、これについては十分な注意が必要だといえるでしょう。

マイナビウーマン(http://woman.mynavi.jp)から


「マイナビウーマン」という女性向け情報サイトのライフスタイルのページに「効能を疑うサプリの金額」という調査記事が掲載されています。(以下、Q&A、数字はマイナビウーマンから抜粋)
Q:「うそくさい」と感じるサプリメントの金額を教えてください。

A:853名
【女性465人】         
1位  500円以下     29.0%   
2位   100円以下     18.9%   
3位 1,000円以下      14.4%      
4位   0円(無料)     7.7%   
5位 10,000円超       5.2%     

【男性388人】
1位   100円以下     24.0%
2位   500円以下    18.8%
3位  1,000円以下    12.9%
4位  1,500円以下     6.4%
5位 10,000円超      5.9%

金額の判断としてはおおむね想像通りでした。1,000円以下のサプリメントは「うそくさい」と判断する人が女性で62%、男性で55%のようです。また、おそらくサプリメントの配合成分によって、1,000円以下か1,500円以下かの判断は違ってくるのかもしれません。しかし、実情としては1,000円も1,500円も差はないといっていいと思います。
私の基準では、成分の差を最大限考慮して、チューインガムより安い3,600円以下のサプリメントは「うそくさい」と判断します。金額でいえば、500円はもちろん、1,000円でも1,500円でも、その多くは合成素材(人工添加物)をつかったものだからです。
天然成分を素材にする製品では、製造原価だけでこのくらいになります。1,000円、1,500円で販売するのは極めて難しいということです(天然成分一つであれば可能かもしれません)。仮に、3,600円の製品では一日分120円ですから、健康にちゃんと役立つなら、コーヒー一杯より安いというこです。これはお得だと思います。
また、今回の調査結果のなかに1,000円、1,500円というサプリメントで「ビタミン以外の基礎成分は信じていない」という女性のコメントがありました。このコメントに情報不足があらわれています。


判断するための正しい情報


この853人の調査結果で、サプリメントなど(健康食品)の成分素材に関する情報や知識が不足していることがわかります。コメントから、成分素材をどれだけ考えているか、あるいは成分素材の質から判断していると思われるものが少ないからです。栄養学はともかく、学生時代の生物学や化学の教科書をぜひ思い起こしてみてください。きっとわかることがあります。まず、価格差のいちばん大きな理由は成分素材の原料そのものの差であるということです。例えば、1,000円以下のビタミン系サプリメントの素材(一部のミネラルでも)は、人工合成素材(人工添加物)の集合体と考えてもいいと思います。簡単に人工合成できるのがビタミンですが、本来、健康を考える食品素材として問題ありだといえます。「サプリメントに配合されるビタミンやミネラルは、当然、天然物でしょ!?」と、そう思いこんでることが情報不足の典型例ですが、実に多くの人がそんな勘違い(知らない)をしています。ビタミンB・B・B・ビタミンC・ビタミンE・カルシウム・マグネシウム・鉄・・・などと表示された800円のビタミン系サプリメント、これはほとんど合成成分だと思います。食品の人工添加物としても使われていますが、天然物と「化学式は同じ、だけど違う」、あるいは「化学式を同じように合成した」という人工物です。

天然成分のサプリメントをとる

缶ジュースやお茶などの表示にもビタミンCと書かれています。このビタミンCは酸化しないよう配合されただけの人工添加物で、栄養(天然ビタミンC)ではありません。そして、サプリメントにもビタミンC、ビタミンE、カルシウムなど「成分名だけ」書かれたもの、これも人工合成した成分素材だと考えていいといえるでしょう。
一方、ビタミンC(〇〇抽出物)あるいはカルシウム(サンゴ由来)と書かれたものもあるわけです。この表示の違いはぜひ覚えておきたいことです。今、私の手元にサメ軟骨抽出粉末、グルコサミン(カニ由来)、小麦胚芽油、黒大豆皮抽出物、カカオ抽出物、ビルベリー抽出物・・・と書かれた(表示された)サプリメントがあります。天然物を成分素材にしているものでは、一般に、そうして天然原料が表記されています。

ただ、ビタミン、ミネラルは野菜などからしっかり摂ることが基本です。サプリメントで補う場合は、少なくとも〇〇抽出物とか△△由来と表記されている、天然成分を素材にしたサプリメントを選ぶことが肝要です。天然成分を素材にしたサプリメントは1,500円以下ではまず買えません。しかし、一日コーヒー1杯分(200円)程度とアタマに入れて判断することで大きな間違いはなくなります。「健康のため」、「正しいダイエットのため」を考えて摂る食品(補助食品)なのですから、決して高いものではありません。人工合成素材の1,000円がよほど高いと考える必要があるでしょう。合成素材を原料につかったサプリメントでは、いったい何のためにサプリメントを摂るのかわからなくなってしまいますね。健康を害して初めて気づく人も多くなっています。

サプリメントも食事(一部)と考えて、買うときに食品と考えて選びましょう。安心して続けられる、半年くらいで体調の変化を実感できる、それが天然素材を成分にしたサプリメントです。

 

テーマ : サプリメント
ジャンル : ヘルス・ダイエット

ダイエットは食生活のウエルネス

ダイエットは食生活のウエルネス

Key words:
ダイエットサプリ、下剤サプリメント、ウエルネス、活動エネルギー、糖質制限


 「ダイエットサプリ」の宣伝で話題になるのは「〇週間で〇〇kg痩せた」「劇的な効果」や「加工写真」です。こうした宣伝は、薬事法はもちろん、ダイエット=食生活の改善による健康づくり(ウエルネス)から考えて大いに問題があります。 「ダイエットサプリ」かのように宣伝する、下剤的サプリもあります。便通を整えるのはダイエットで大切なことですが、便秘の解消だけ考えても、かえってダイエットを間違ってしまい、ダイエットにならなくなります。
こうしたダイエットを謳って販売されるサプリメントは、下剤あるいは下剤成分を多く含んだものがあります。ほとんどは便秘解消、整腸目的のサプリメントで、「でんぷん」などの繊維質成分や緩下剤、また医薬品の下剤成分などを配合しているようです。名前(商品名)にごまかされず、しっかり原料表示を確認し、理解することが大切ですね。


ダイエットは食生活のウエルネス


ダイエットを謳って販売されている「でんぷん系サプリ」は、本来のダイエットを考えた製品とはいえないと私は考えます。ダイエットは、自分のライフスタイルに照らして食生活を見直し、改善し、食生活を通じた健康な体づくりをすることですから、これはウエルネスです。また、日本でサプリメントで分類される健康食品は、アメリカで「ダイエタリーサプリメント」(ダイエットサプリメントではありません)とよばれています。ダイエタリーサプリメントは「日常の食生活を基本とし、ライフスタイルで不足しがちな栄養素や機能成分を補完する補助食品」とされます。ダイエタリーは食事(食生活)のことなので、サプリメントも食事の一部としてちゃんと考えます。この考え方は大変的確ですね。下剤的サプリメントは、ちょっと食事とはいえませんね。ダイエット=食生活の改善を通じた健康づくりです。太り過ぎの人では痩せることで健康づくりになり、痩せすぎの人では太ることで健康づくりになる、それが食生活の見直しを基本とするダイエットなのです。

ダイエットには質の高い(旬の)野菜摂取を


ダイエットは痩せることでなく(もちろん便秘解消ではありません)、健康な体になることです。そのために食生活を見直す、それをまず第一にやるべきことなのです。そして、ほとんどの人は食生活の改善を通じ、目標を達成できるのです。まず、この1週間に食べたものをすべて書き並べてみてください。次に、炭水化物(食物繊維を含む)、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルを分類してみてください。そして、エネルギーを換算してみましょう。
■炭水化物(糖質と繊維質を含めて炭水化物とされました)・・・体やエネルギーをつくる栄養素、これが私たちの毎日の生活でいちばん大きな栄養素です。ただ、炭水化物の摂りすぎは肥満につながることも覚えておいてください。食生活で60~65%くらいが炭水化物です。
■脂質・・・水に溶けない(水で分解されない)栄養素で、わかりやすくいえば脂肪です。脂質は、炭水化物と同じようにエネルギーになったり、血液やホルモン、コレステロールなどをつくります。また、体で合成されるコエンザイムQ10も脂質からつくられます。食生活で20~25%くらいが脂質です。
■たんぱく質・・・アミノ酸(集合体をたんぱく質という)のことです。コラーゲンもたんぱく質です。また、筋肉を動かすアクチン&ミオシンという筋繊維やダイエットでも関係する代謝酵素、免疫反応で活躍する抗体などもたんぱく質(アミノ酸)でつくられます。食生活で15~20%くらいがたんぱく質です。
■ビタミン&ミネラル・・・微量栄養素というように、微量でいい栄養素です。必須ビタミン、必須ミネラルといわれますが、さまざまの代謝に関係します。欠乏すると健康が障害されるものもあります。また、私たちの体ではビタミン、ミネラルは合成できませんので、必ず、野菜などから摂らなくてはなりません。食生活で2~3%くらいです。


活動エネルギーとしての炭水化物


私たちが一日に必要なエネルギーは男性2,600Kcal(1,520Kcal)、女性2,000Kcal(1,140Kcal)とされています。カッコ内は基礎代謝(生命維持エネルギー)です。ぜひ自分の食生活を振り返り、エネルギー換算してみることをおすすめします。
炭水化物は体をつくったり、エネルギーをつくる栄養素です。ところが、運動しない、歩かないという生活で炭水化物の摂り過ぎが問題になっているわけです。つまり摂取カロリーの摂りすぎ、それが肥満の原因になっているというわけです。主に炭水化物がエネルギー源になりますが、不足すると蓄えられた脂質(脂肪)が分解されて、エネルギーに変換されます。


糖質制限とは


「糖質制限食」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。専門家の間でも議論が活発になっています。
「糖質制限」は、糖質(炭水化物)の摂取を落とし、病気の発症や進展抑制、また予防に役立てようとする考え方です。これは、一日の標準摂取カロリー2,600kcal(30代男性)では、炭水化物を1,560Kcalから800Kcal、あるいは500kcal程度に落とすというものです。これは、総摂取カロリーを1,800Kcal、場合によっては基礎代謝の1,520Kcal近くに落とすわけです。ほとんど体を動かさないという人(病人)はとにかく、運動や忙しく動く人ではエネルギー不足になり、活動する気力を維持できないかもしれません。もっとも、炭水化物が不足すると、脂肪がエネルギーに変換されるようになります。ただ、脂肪がエネルギーに変換される効率は炭水化物ほどスムーズではありません。
この糖質制限(食)が病気の進展防止につながるかどうか、また生命維持や健康被害にはつながらないか、未だ明確ではありません。炭水化物はエネルギーだけでなく、体をつくる基本栄養素として不可欠であり、過度の抑制では健康を損なうという研究報告もあります。ダイエット(=食生活のウエルネス)では、過度な炭水化物の摂取に偏らず、脂質やたんぱく質、特に、野菜と果実をしっかり(これまでの3倍)摂る食生活を心がけてください。炭水化物の代謝酵素(たんぱく質;アミノ酸)を助けるビタミンやミネラルの不足は肥満を促進します。意識して野菜と果実は摂るようにしましょう。もし、ジャンクフードやコンビニフードをよく摂る人はここでストップしましょう。ダイエットになりません。 
ダイエットは、食事を見直して、摂取栄養を点検し、バランスのとれた食事(食生活)をすることです。ですから、下剤や下剤サプリメントで便通だけ整えても、ただ便秘を解消しただけ、その繰り返しが続くことになります。
下剤や下剤的サプリメントに頼っているうちはダイエットになりません。野菜のちから(特に繊維質の多い野菜)と運動習慣で便通を整えると、そのような繰り返しはありません。食生活を通じたダイエットができると、下剤や下剤的サプリは必要なくなりますね。そして、ウエルネスな自分に出会うことになります。

「食事バランスガイド」(厚生労働省/農林水産省)をご紹介します。参考にしてください。
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テーマ : ダイエット・美容・健康
ジャンル : ヘルス・ダイエット

夏野菜のちからで夏バテ知らず (Summer Vegetables)

夏野菜のちからで夏バテ知らず Summer Vegetables

もうすぐ梅雨も空け、いよいよ夏ですね。この夏はライフスタイルを見直し、まず一つ、ウエルネスを始めてみませんか。駅までバスには乗らずに歩く、夜は1時間早く寝て、翌朝は1時間早く起きる、昼休みは会社の近隣を30分くらい歩くなど。ウエルネスは難しい考え方ではありません。誰でも、今日から始めることができます。
今回は食生活のウエルネスについて、代表的な夏野菜(夏が旬)であるトマトを中心に、ピーマン、ナス、キュウリ、ゴーヤ、スイカについてお話ししたいと思います。夏野菜は色がはっきりしているものが多いですね。この色は、野菜が害虫とか夏の紫外線から自己を護るために光合成で生みだす色素(機能成分;フィトケミカル)です。私たちも、夏の厳しい紫外線や暑さに負けないで生きる(実る)夏野菜のように、バテずに、たくましく夏を乗りきりましょう。


【トマト(ナス科)】


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トマトは夏野菜の王者です。トマトは夏の強い陽射しから光合成で「リコピン」をつくります。このトマトの真っ赤な色には力強さを感じませんか。リコピンのちからを見るようです。トマトは水分が94%、リコピンのほか「β-カロテン」、「ルティン」といったカロテノイド系の抗酸化成分はじめ、「ビタミンB類」や「ビタミンC」、「マグネシウム」、「リン」、「カルシウム」などのミネラルや有機酸、さらにグルタミン酸の「うまみ成分」がたっぷり含まれているんです。長寿食といわれる地中海料理ではベース味にトマトが使われているのはご存知だと思います。
また、近年は高糖度トマト、フルーツトマトの名前で秋冬トマトが栽培されていますが、トマトはやはり夏の紫外線に負けないで育つ夏トマトだと思います。冬トマトは水分を抑えて糖分を高くするようですが、その分ビタミンなどが少なくなるようです。

トマトの成分研究も活発になっています。先頃、脂質代謝(肥満)やアルコール代謝の促進に関連して研究報告がありました。2007年に世界がん研究基金とアメリカがん研究協会が「食物関連要因とがんとの関連」について報告していますが(国立がんセンター・がん対策情報センターのページに掲載されています)、この報告で、がんリスクを下げる可能性が大きい食物の項目で、「食品(トマトなど)に含まれるリコピンが前立腺がんのリスクを下げる可能性が大きい」とされています。トマトのちからに改めて驚きますが、トマトはこのリコピンだけでなく、実にバランスよく栄養素が詰まっているんですね。
トマトの産地:熊本県・北海道・愛知県・茨城県・千葉県


【ピーマン(ナス科)】

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ピーマンもパプリカも、語源は唐辛子を意味する言葉で、唐辛子の甘味種だそうです。パプリカは大きくて甘味も強いので、フルーツのようにも食べることもできます。このピーマンは、キュウリやゴーヤと同じように、緑色は完熟前の色で、赤い色が完熟したピーマンなんです。特に、完熟の赤ピーマン(完熟ピーマン)では緑ピーマンより栄養素が豊富で、「ビタミンC」、「β-カロテン」、「カリウム」など赤ピーマンの方が断然多く含んでいます。また、赤ピーマンには、造血を助ける「葉酸」やキサントフィル系カロテノイドで、リコピンと同じように抗酸化力がある「カプサンチン」(辛味成分のカプサイシンではありません)というフィトケミカルが含まれています。
■ピーマンの産地:茨城県・宮崎県・高知県・鹿児島県・岩手県


【ナス(ナス科)】 


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ナスは見事な紫色の野菜ですね。これは「ナスニン」というアントシアニン系ポリフェノールです。ナスの色はいかにも丈夫そうな色だとは思いませんか。ナスは暑い夏しか摂れない典型的な野菜で、低温には弱く、乾燥するとすぐに変色してしまいます。
ナスの料理では、ナスニンが多く含まれている皮ごと調理するのが原則です。ナスも水分が多い(92%)野菜ですが、ナスニン以外に「β-カロテン」や「カリウム」はじめ、「食物繊維」、「カルシウム」、「葉酸」、「ビタミンB類」なども豊富です。ただ、灰汁(あく)がやや強いので、生では食べず、油炒めとか汁もの、漬物などで食べるようにしてください。
■ナスの産地:高知県・熊本県・福岡県・群馬県・茨城県


【キュウリ(ウリ科)】


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キュウリはトマトとならんで夏野菜の代表ですね。夏野菜のなかでは旬の期間も長く、5月から9月頃まで収穫されます。キュウリという名前は「黄色い瓜」からきているそうです。ですから、完熟すると黄色になるんですね。それなら?・・・私たちはやはり完熟前のキュウリを食べているわけです。これは、ゴーヤ(ニガウリ)やピーマンも同じです。キュウリもほとんどが水分(95%)ですが、「カリウム」と「β-カロテン」が多く含まれています。
■キュウリの産地:宮崎県・群馬県・福島県・埼玉県・千葉県


【ゴーヤ(ウリ科)】


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ゴーヤは「ニガウリ、ツルレイシ」ともいわれ、この頃は省エネを兼ねた緑のカーテンとして栽培されていたりします。特有の味や匂いがあって、好みは分かれるようですが、これは「モモルデシン」というゴーヤ特有の成分で、血圧や血糖値を調整する働きがあるといわれています。やはり水分が多い(91%)ですが、「ビタミンC」がたっぷり含まれ、「美容食」としても有名になっているようです。ほかに「β-カロテン」や「カリウム」も含まれています。キュウリと同じように、完熟すると黄色になってやわらかくなります。これがまた美味です。ゴーヤという呼び名は、沖縄県での呼び名「ゴーヤー」が起源だそうです。
■ゴーヤの産地:沖縄県・宮崎県・鹿児島県・熊本県・群馬県


【スイカ(ウリ科)】


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夏といえばスイカです。スイカは水分(91%)ばかりというイメージですが、栄養素がちゃんと含まれているんです。スイカの赤い色はトマトと同じ色素「リコピン」ですね。スイカはトマトに次いでこのリコピンを多く含んでいます。リコピンと「β-カロテン」はカロテノイドとして一緒につくられますが(リコピンファミリー)、これもトマトと同じです。夏野菜では定番の「カリウム」もたっぷり含まれ、体の塩分や血圧を調整します。また、スイカには利尿作用がある特有のアミノ酸である「シトルリン」が含まれていますので、ビールの飲みすぎの後はスイカがいいかもしれませんね。また、スイカやトマトは「フルーツ野菜」とよばれたりもします。
■スイカの産地:熊本県・千葉県・山形県・新潟県・鳥取県 


夏野菜の特徴


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代表的な夏野菜(夏が旬の野菜)をご紹介しました。夏野菜にはナス科とウリ科の野菜が多いこと、色がはっきりして、水分が多いのが特徴です。夏は植物(野菜)にとってもあまり好ましい季節ではありません。それは、強い夏の紫外線や高温がストレスとなって、成長する(生命を護る)ためには厳しい環境だからですね。私たちも同じかもしれませんが、夏野菜はその厳しい自然を生きる(実る)ために、ストレス防御成分(機能成分)を自らつくりだしているということになります
この野菜がつくる色素(機能成分)は「フィトケミカル」(天然の植物化学成分)とよび、トマトやスイカの「リコピン」、スイカの「シトルリン」、ゴーヤの「モモルデシン」、赤ピーマンの「カプサンチン」など、野菜がつくりだす天然の化学成分です。栄養素としては分類されていませんが、このフィトケミカル(機能成分)の研究が世界的に進み、多くのことがわかってきました。ビタミン類似のリコピンなどの働きがわかってきて、第7栄養素とよばれるようになっています。日本健康栄養研究所のページに、野菜の機能成分の研究報告がありますので参考にしてください。

こうした野菜の逞しいちからを私たちの健康に生かしたいものです。そのためにも野菜の旬(四季)を知って、一年中いつも旬の野菜を摂るようにしたいものです。食生活のウエルネスは、旬の野菜をしっかり摂ることから始めましょう。野菜のちからは天然のダイエットサプリです。

テーマ : おいしく食べてダイエット
ジャンル : ヘルス・ダイエット

サプリメントの「原料表示」を読む

サプリメントの「原材料表示」を読む

「健康のため」?に、ジャンクサプリメント!?

現在では、医薬品情報をインターネットで調べることができますので、病気で薬を飲む人は専門家(医師、薬剤師)とほとんど変わらない情報を得ることが可能になっています。
ところが、体調を整え、健康を維持し、病気にならないように(予防医学)購入している健康食品は、医薬品とは逆に、正しい情報を得ることがなかなか難しいのが実情です。「健康を考えて」という人が、コンビニや100均で300円とか500円のサプリメントを購入していることも多いようです。「健康のため」のサプリメントが1ヶ月分で300円とか500円(一日分16円とか26円)というチューインガムより安い価格に、かえって違和感を覚えてしまいます。一個120~130円のチューインガムでも1ヶ月で3,000円以上になります。

健康食品の市民向けサイトを立ち上げる健康食品の情報企業からお電話をいただきました。私たちが企画開発した「リコピンEQ」に関する情報を、そのサイトで紹介したいとのことでした。この会社自身に製品はなく、市販されている健康食品の情報を広く提供している有名な会社です。
ご担当の方とは30分くらいお話しし、問題を共有しました。


1ヶ月500円(@16円)と5,000円(@166円)のサプリメントの違い
チューインガムは1ヶ月3,600円(@120円)


共通認識は、「健康を考えて」健康食品(サプリメントなど)を購入しようとする人が、なぜコンビニで300円とか500円のサプリメントを買うのだろうかという疑問です。お電話くださった方は「ファッションで買ってるだけじゃないでしょうか」とおっしゃっていました。ファッションだけならいいのですがね。
「健康のため」のサプリメントで、1ヶ月分で300円とか500円というのはまずありません。健康を考えたサプリメントは天然成分を主成分にしているものが多く、成分原料だけでもそれ以上の価格になるのが一般です。チューインガムが1ヶ月3,000円以上だとすれば、1ヶ月分で3,000円以下というサプリメントはチューインガムよりはるかに安いことになります。これはちゃんとしたサプリメントなんだろうかと疑問は起きないでしょうか。「ちゃんとした」とは「健康のために」という意味です。500円とか800円のサプリメントと5,000円のサプリメントはいったい何が違うのでしょう。


 「原料表示」を読んで、理解する


まず成分の品質の差です。300円とか500円くらいで販売されるサプリメントの原料素材は、ほとんどが人工合成された素材が多いのです。ビタミン500円サプリと5,000円サプリの違いは(ミネラルでも)は当然、リコピンにも合成リコピンがあります。
「500円サプリでも原料表示にちゃんとビタミンCと書いてある」・・・待ってください。このビタミンCは野菜などの天然ビタミンではなく、人工的に合成されたビタミンCです。ところが、ほとんどの人は「当然のように」天然のビタミンCだと思っているんです。「え、違うの?!」と驚く人が圧倒的です。ほとんどの人は天然の栄養素が入っていると思っている、それが実情なんですね。こちらの方がびっくりしてしまうほどです。
ビタミンだけでなく、他の原料も人工合成素材だと考えていいでしょう。そうした原料なので300円とか500円で販売することもできるということです。原料表示はしっかり読み、理解することが大切ですね。ただし、人工合成素材も認められたものであれば、法に違反するわけではありません。


「健康のため」の天然成分素材


天然物(野菜など)は普通は1年に1回収穫されます。人工物(合成素材)は、いつでも、必要なときに合成することができます。この違いが価格の差になっています。原料が1,000円なのに500円で販売することはできないね。これは、大手企業とか大量生産とは関係ありません。そうした差ではないことは知っておいてください。
そして、この人工合成素材はサプリメントだけで使われるわけではありません。私たちが毎日食べる食品にも人工添加物としてさまざま使われています。まず、法に定められた基準で使われているとしても、その基準そのものが、人工合成素材を「同時に」、「何種類も」(多いものでは20種以上です)、「毎日」、「数年にわたり」、「口に入れ続ける」ことが想定されているとはいえませんね。人工添加物の蓄積は、私たちの遺伝子を傷つけたり、がんを誘発(発がん)したりしますので、できるだけ避けるのが賢明だということです。昨今、中国産野菜に関してこの問題が報道されていますが、発色剤(ニトロソアミン系)や保存料(ソルビン酸)、着色料(タール系)、殺菌剤(次亜塩素酸)などは発がん性が指摘されていて、特に注意が必要な人工合成素材(添加物)です。

ジャンクフード、コンビニフードも添加物、調味料がふんだんに使われています。サプリメントに限らず、食品は「健康のため」ですから、自分自身が注意して購入する必要があるのです

テーマ : 健康食品 サプリメント
ジャンル : ヘルス・ダイエット

野菜のちから、天然成分サプリメント

野菜のちから、天然成分サプリメント

Keywords:
野菜, 健康寿命, 天然と人工, デザイナーフーズ計画(NCI), ジャンクフード, 天然サプリ=一日一杯のコーヒー,トマトリコピン, 還元型コエンザイムQ10



健康寿命


平均寿命の言葉は耳にしてきましたが、最近では、健康寿命という言葉もよく耳に、また目にするようになりました。この言葉は2000年にWHO(世界保健機構)が提唱した健康づくりをめざす言葉です。生活習慣病を予防、改善し、生涯現役をめざすことを目標にしている言葉です。ウムウム、ナルホド・・・という言葉ですね。
「健康日本21」という健康政策(厚生労働省)があり、「健康寿命をのばそう!Smart Life Project」という運動も始まっています。この運動は高齢者の皆さんがよくおっしゃる「子供に面倒を見てもらうつもりはない」という言葉、それを忘れないために自分自身で健康寿命をのばす活動だと考えればいいかと思います。食生活の改善(野菜摂取の拡大)・運動習慣・禁煙の実践です。私たちウエルインデックスも企業メンバーです。

「ピンピン、コロリ(PPK)」という言葉もあります。長野県は男女ともに平均寿命日本一ですが、長野県は長年にわたって「ピンピン、コロリをめざそう」を合言葉に、「塩分控えめ、野菜を多く」を推奨し、健康づくりを進めてきました。その結果、一人当たりの野菜摂取量は日本一、がんの死亡率も日本でいちばん低くなったそうです。ただ、塩分はあまり減っていないようなんですがね?! 一方で、平均寿命が8年連続ワーストの青森県は野菜摂取量が少なく、がんの死亡率もワーストです。野菜がキーワードになりそうですね。


野菜のちからを知る


1990年のアメリカNCI(国立がん研究所)のデザイナーフーズ計画などと考え合わせると、やはり野菜の摂取は健康づくりに大いに関係してそうです。NCIでは、20年以上にわたる栄養と病気の調査報告(マクガバン報告など)に基づいて、がんなどの生活習慣病を、肉食中心の食生活による薬では治らない病気(食原病)であることを指摘してのです。そして、優先的に摂取すべき野菜(デザイナーフーズ・ピラミッド)を示し、一日5皿350gの野菜(5 A Day)を摂るよう全米で働きかけたのです。それが、5 A Day運動です。その結果、アメリカでは2年後に日本より野菜の摂取量が増え、5年後にはがんの死亡率が低下したことが報告されました。

近年の野菜は味や匂いも少なく、水分ばかりで、やせた、味気ない野菜になってしまいました。私はトマトが大好きですが、冬モノはまず食べません。冬モノは甘みが強調して育てられ、栄養素がその分少なくなっているからです。トマトは甘み(糖分)が増えるとビタミンやミネラルなどが低下するのが一般だといいます。トマトは夏野菜なのですから、夏の太陽を浴び、紫外線を防御するちからリコピンがしっかりつくられた真っ赤なトマトがいいわけです。トマトが生みだすカロテノイド系のフィトケミカルがリコピンです。リコピンはアメリカでもカテキン(お茶)などとともに注目されていますが、トマトは長寿食とされる地中海料理のベース味(だし、うまみ)でもあります。
健康寿命をのばそう!Smart Life Projectでは、アメリカと同様に「一日にプラス70gの野菜摂取」を掲げています。これは日本人の一日平均野菜摂取量が280g程度であるため、プラス70gと表現しています(ただし、青森県はプラス100gくらいでしょうか)。ただ、やせた土地、化学肥料、連作、ビニールハウス、地下室・・・そこで育てられた野菜に天然のめぐみである栄養素はあまり期待できなくなっています。そのため、野菜の旬(四季)を日頃からアタマに入れておいて、1年中いつでも旬の野菜を摂るという習慣をもつようにしたいものです。この機会に、昭和25年以降の調査データを公表している日本食品標準成分表(文部科学省)をぜひ参考にしてください。今は、平成12年に公表された5訂版になっています。


なぜ、野菜の摂取が大切か


日本食品標準成分表の調査でわかりますが、今の野菜では20年前の60%程度しか栄養素が含まれていません。野菜を2倍、3倍食べるのは量も、また経済的にも大変ですが、野菜から栄養を摂るために2倍、3倍は食べる必要があるわけです。また、中国産の野菜はNGという人も多いですが、栄養素がほとんど含まれない野菜でも困ります。こうした現実に、専門家からも質の高い栄養補助食品を摂取する必要があるという声もあります。
私たち自身ができることは、天然のめぐみの旬(2~3ヶ月)を知り、旬を巡るように季節の野菜を食べるということです。旬と旬以外の野菜では栄養素が半分以下ということを覚えておいてください。

私たちの主食であるごはん・パン・おいもなどは体をつくる炭水化物(糖質ともいいます)です。そして、野菜・果実のちからは、食べたごはんなどを栄養素に変えたり、生命エネルギーに変えたり(分解・代謝・合成)する酵素(アミノ酸)を助けるちからです。ですから、ごはんを食べても野菜を食べないと、ごはんなどの炭水化物が栄養で吸収されたり、エネルギーに変わらないわけです。
野菜のちから(ビタミン・ミネラルなど)があってこその炭水化物だと覚えておいてください。炭水化物や脂質(特にジャンクフードは注意です)は、野菜や果実(ビタミン・ミネラル)のちからがなければ、代謝されず、脂肪になって蓄積するだけです。多くの人はそれが肥満の原因になっています。


ダイエットは下剤でなく、野菜のちからで


ダイエットではまず野菜の摂取を増やすことが第一です。野菜不足をサプリメントで補うのであれば、必ず野菜成分を素材にしているサプリメントにしてください。特に、ダイエットでは下剤で便通を整えることを考えるのではなく、野菜をしっかり摂る、今までの3倍食べることを考えましょう。便通に悩む人の多くは、炭水化物や脂質の代謝を助けるビタミンやミネラルなどが不足していますので、便通は野菜の摂取と運動習慣で整えることをしっかり覚えてください。
次に、ダイエットで大切なのは運動です。運動(特に有酸素運動・・・ウォーキング、サイクリング、スイミングなど)は代謝を高めます。ですから、一日のなかで体を動かす時間をもつことが大切です。運動しない、歩かない、これは最悪のライフスタイルです。10分くらいならバスやタクシーには乗らない、エスカレーターがあっても使わないなど、運動(一日30分以上)を習慣にするのはそれほど意識しなくてもできるようになります。食生活の歪み、運動不足は10年たってでる、実証者はたくさんいます。気をつけましょう。
最後に、ジャンクフードやプロセスフード、コンビニフードの摂りすぎです。こうした食べ物は、カロリーだけは高く、栄養が少なく、偏った食品群です。私たちは食べた栄養素をすぐに実感できるわけではないので、こうしたフードに身を任せがちになるのかも知れません。しかし、こうしたフードはほとんど調味料と添加物の味わいですね。素材を味わうということはまずありません。「美味と感じた味」それが調味料と添加物の芸術(?)の味です。素材がもつ味や匂い、カタチがほとんど消されています。「クセになる美味しさ」これはクセにさせるための調味料・添加物研究の成果です。ここでは、2004年に上映された「スーパー・サイズ・ミー」という映画をおすすめしておきたいと思います。


サプリメントと成分素材


同じように、サプリメントにも問題提起があります。健康支援を謳うサプリメントで、なぜ化学合成された素材を使うのかということです。この事実に気付いてない人も多く、ビタミンCと書いてあれば、野菜の「天然」のビタミンCだと思い込んでいる人が圧倒的に多いわけです。ところが、100均やコンビ二で販売されているサプリメントで、ビタミンC=「天然」ビタミンCはありません。なぜかといえば、天然成分を素材にしたものは1ヶ月分100円とか300円、500円ではつくれないからです。ですから、化学合成したビタミンCをつかいます。ただし。これは法に違反しているわけではありません。しかし、健康づくりには好ましいとはいえませんね。ビタミンは野菜を3倍食べてしっかり摂る、かつそれで大丈夫です。

原料表示でもわかることがあります。原料表示に〇〇〇(成分)と表示されていることはご存知だと思います。「ビタミンE」とか「カルシウム」、「亜鉛」とかですね。一方で、「ビタミンE(大豆由来)」とか「カルシウム(サンゴ由来)」、あるいは「ゴマ加工食品」とか「トマト抽出物」、そう表示されているものもあります。この違いは何でしょうか。
「ビタミンE」という表示だけでは天然ビタミンEなのか、合成ビタミンEなのかわかりません。しかし、「天然ビタミンE(大豆由来)」という表示の方は、大豆のビタミンEだというのがわかります。また、「天然ビタミンE」という表示では、大豆のビタミンEなのか、パーム油のビタミンEなのかわかりません。
特に、「ビタミンE(天然植物油)」という表示に注意してください。この表示では「天然植物油」を強調していますが、何の植物油なのかわかりませんね。大豆なのか、菜種なのか、綿実なのか、サフラワーなのか、オリーブなのか・・・わかりません。こうした表示は消費者に教えたくないということですので、あまり好ましい植物油ではないということでしょう。こうした例の多くはパーム油と考えてもいいかと思います。パーム油は、ヤシ油とともに食用ではあまり好ましくないとされる植物油で、ほとんどが飽和脂肪酸系の成分、多くが洗剤の製造(界面活性剤)などで利用されています。摂りすぎると血液サラサラでなく、血液ドロドロにします。


天然と人工


ビタミン(ミネラルでも)は簡単に合成することができます。人工的に合成されたビタミン、ミネラルを使ったサプリメントが安い(1ヶ月で100~1,000円程度)のはそのためです。薬局でも合成ビタミンCは安く、大きなボトルで売られていますね。ただ、こうしたビタミン(やミネラル)は野菜に含まれる天然ビタミンとは違うことは知っておいてください。
よく「化学構造式(分子式)が同じだから同じ」と口にする人がいますが、関連して「異性体」という概念があります。ここでは詳しく触れませんが、右手と左手は重なります。鏡に映る自分に同じ自分が重なります。ところが同じだけど、違いますね。それぞれ逆です。このことが、「同じ、だけど違う」ということなのです。天然成分と合成成分は化学構造式は「同じ、だけど違う」のです


トマト(天然物)はリコピンや特定のビタミンだけ含んでいるわけではありません。他にもビタミンやミネラルが含まれていて、それぞれの栄養成分が関係性をもちながら一つのトマトとして育ちます。そして、天然物(野菜)とは・・・同じ畑のトマトでも隣のトマトと違うという事実です。これは、天然物に同じものが二つとない真実でもあります。それが天然物の本質なんですね。それに対して、100均やコンビニで売られるサプリメントに配合されるビタミン(やミネラル)は、いつでも、どれも同じです。人工的に人間が合成する素材ですから、いつでも、どれも同じです。だから人工なんですね。人工物は・・・人間がアタマで計画し、その通りにつくれたものです。アタマで計画した通りに、いつでも同じものができる、それが人工物の本質なんですね。
ですから、天然成分と合成成分のサプリメントは価格が違うのもあたりまえなんです。自然の営みの結果として、一年に一回収穫される天然素材と、いつでも、何度でもできる人工素材が10倍くらい違っているのは何ら不思議でもありません。あまり価格の違いがないと、かえっておかしいと考えた方がいいかもしれません。
「細胞には目がある」と表現した科学者がいます。化学構造式が同じでも同じではないこと、細胞の目はちゃんと天然と人工を見分けていることを表現されたのです。人間(細胞)も天然物ですから、仲間の天然物はちゃんとわかるということなのでしょうか。


健康のために一日10円? 200円?


それから、ジャンクフードやジャンク野菜、ジャンクサプリメントを摂っていて健康を考えているというのは変ですね。1ヶ月分300円のサプリメントは一日10円、1,000円のサプリメントは一日30円程度です。健康のためにサプリメントを摂る人が、まるでチューインガムかのようなサプリメントを摂る、その姿勢に問題はないでしょうか。大いにありますね。健康を考え、健康のために=一日10円、30円という考え方を改める必要はありそうです。一日10円で健康づくり!そんなうまい話は要注意なんですね。ないのです。
健康づくりを考えれば「コーヒー一杯分(200~300円)」、これはぜひアタマに入れてください。一ヶ月分なら6,000~10,000円くらいですかね。天然成分を素材にしているサプリメントは「一日コーヒー一杯分くらい」、そう覚えておけば大きな間違はないと思います。質の高いサプリメントは「買ってはみたが、机の片隅」(500円サプリは、買ってはみたが、机の片隅、5,000円サプリはしっかり摂っているという人、ホント多いです)は少なく、しっかり摂っている人が多いのです。さて、あなたはどちらでしょうか。
私たちウエルインデックスでも、トマトのカロテノイド系成分のリコピン(20mg)とビタミンEやフィトエン、フィトフルエンなどトマトの天然トマトのファミリー成分を選び、今注目される還元型コエンザイムQ10(カネカQH)を40mg配合している「リコピンEQ」を発売しています。コエンザイムQ10は、高齢者、疲労が蓄積したとき、疲れやすい人では、酸化型素材は体でうまく働きませんので、コエンザイムQ10は名前だけでなく、還元型素材かどうかの確認が必要です。コエンザイムも醗酵で生まれる天然素材です。


サプリメントの摂取は健康管理(健康維持、予防医学)や栄養補助が目的ですね。まず、自分のライフスタイルであらわれる症状や体調を知ることです。そして、不足しがちな栄養素、エイジング(加齢・老化)で失われやすい栄養素、体で合成しにくくなった栄養素を基本とし、「サプリメントは毎日の食事」という意識で、一日コーヒー一杯分(200円程度)を目安に、天然成分素材の質が高いサプリメントを半年間続けてみることです。「買ってはみたが、机の片隅」ではダメですね。安心して、半年は続けられる、質の高いサプリメントを摂るようにしてください。そうしたサプリメントであれば半年で体調の変化も実感し、一日200円というのは安いこともわかります。

(付録)
私たち(日本人)が長く日常的に口にしてきた(している)食品を素材成分にしたサプリメントがいいでしょう。アフリカの奥地にある秘伝の〇〇とか、ようやく人類が踏み入れたアンデスの秘境にある△△とか・・・よくある宣伝ですが、これは注意しましょう。そうした素材は天然でも、日本人(東洋人)の遺伝子と合わないものがあります。

テーマ : 健康食品 サプリメント
ジャンル : ヘルス・ダイエット

第7栄養素 野菜のフィトケミカル

第7栄養素 フィトケミカル(天然化学成分)

Keywords;
フィトケミカル, カロテノイド, ポリフェノール, 抗酸化, 紫外線, トマト, リコピン


野菜のちからと栄養素

野菜や果実のちからを見直そうという運動があります。「健康日本21」や「健康寿命をのばそう!Smart Life Project」(いずれも厚生労働省)が代表ですが、民間団体にも、米国の「5 A Day」運動(一日5皿の野菜摂取を!)のような「5 A Day協会」があります。また今、医療の世界で、糖質と健康、病気について議論されています。
「糖質」は、穀類などの「炭水化物」のことです。栄養学では糖質というよび名が「炭水化物」に統一されましたが、糖質の方がわかりやすいかもしれません。ここでは「糖質」ですすめます。

糖質というくらいですから、体のなかで糖(ブドウ糖など)に分解される食品群です。私たちが毎日口にするごはんやパン、おいもなどは糖質の代表です。また、ニンジン、レンコンなど、野菜や果実にも糖質が含まれています。甘いお菓子やお砂糖だけではありませんね。
私たちが毎日食べる60%くらいが糖質です。脂質、たんぱく質、これが「3大栄養素」、ビタミン、ミネラルをあわせて「5大栄養素」とよびます。この頃はファイバー(繊維質)も糖質(炭水化物)に分類されたり、「第6栄養素」とよばれたりしています。


第7栄養素 フィトケミカル(天然化学成分)
さて、植物(野菜)のさまざまの色、匂いなどをつくりだす「フィトケミカル」(天然植物化学成分)「第7栄養素」ともよばれるようになってきました。これまで、ただ植物(野菜)の色や匂いをつくるだけと考えられていたのですが、近年の研究によって、それだけではなく、植物(野菜)自身で色や匂いをつくり、厳しい自然や害虫から自己を護り、順調に育って子孫を残すための防衛的な働きがあることがわかってきました。
「ポリフェノール」や「カロテノイド」という言葉をご存知かもしれません。代表的なフィトケミカルです。

先ごろ、安倍総理から発表された成長戦略に組み込まれた、野菜などの食品機能の表示に関する検討は、このフィトケミカルに関する議論が中心になるものと考えられています。私たちが食べる食品はなんといっても「栄養」第一ですが、近年の研究で、このフィトケミカルの機能成分が私たちの健康維持や予防医学にも役立つことがわかっています。ここでは、代表的なフィトケミカル、カロテノイドとポリフェノールについて考えたいと思います。

ほとんどの野菜には抗酸化力のあるフィトケミカルが多く含まれています。「酸化」というのはいわば酸素によってサビることですが、酸素を使って生命エネルギーをつくっている私たちは、生きている限りこれを避けることができません。エイジングや病気はこの酸化であるという医師もいますが、それだけ病気との関係があるわけです。
確かに、エイジングでは「酸化」と関係する病気が多いですね。循環器系(動脈硬化・高血圧)の病気や日焼け、皮膚がんなどが典型ですが、糖尿病や白内障、がん、アレルギーなど、酸化が強く関係しているとされます。この「酸化」とはいったいなんでしょうか。


酸化と還元、活性酸素


私たちは食べもので栄養を摂り、酸素を利用して生命エネルギーをつくります。体のなかで栄養素を分解し、代謝し、合成を繰り返していますが、この過程では酸化還元反応(レドックス)が起きています。私たちは、食べた栄養素を酸素で燃焼させ、エネルギーをつくります。この反応が酸化反応で、呼吸でとりこまれた酸素が使われています。ところが、私たちは無意識に必要以上の酸素をとりこみ、使われない酸素が余っていて、それが2%くらいだといわれます。この2%の使われない酸素は一部が活性酸素となって体を傷つけるようになります。活性酸素は、私たちが細菌やウイルスに感染したときは細菌などをやっつける働き(白血球)があり、悪いばかりではありません。しかし、自分の体を攻撃されるのは困ります。ですから、私たちの体は、活性酸素が増えるとそれを消すための酵素(SODやカタラーゼなど)がつくられていて、活性酸素を消しています。まるでイタチごっこのようですね。
ただ、活性酸素が3%だとすると、それを消す酵素が3%つくられれば消えますが、2%だと消えない1%の活性酸素は体を傷つけるようになります。エイジング(老化)の個人差は、活性酸素とその消去酵素の個人差として考えることもできるのかもしれんません。

この活性酸素は脂質や糖質が大好きです。血液中のコレステロールと結合しやすく、LDLと結合すると「酸化LDL」になります。この酸化されたLDLは動脈硬化を引き起こすアテロームをつくるようになります。また、たんぱく質と結合して糖化たんぱくをつくりやすく、糖尿病の人では活性酸素にも注意が必要でしょう。活性酸素は酸素の変形ですから、酸素を運ぶ血管系の病気に関わりやすいわけです。


最強の活性酸素、紫外線


近年、オゾン層(地上15キロから30キロ上空にある強い酸化物(O3)、成層圏)の破壊が問題になっています。オゾン層は、酸素が太陽の紫外線を吸収してつくられますが、猛毒で、このオゾン層で紫外線を吸収してくれないと、私たちは地上で生きていることもできません。地球の生命誕生は、オゾン層の成立後だそうですので。
紫外線はシミや皺はもちろん、皮膚がん、白内障などを誘発したり、促進することがわかっていて、波長の長さでUV-A、UV-B、UV-C に分類されています。いちばん毒性の高いUV-C はオゾン層でほとんど吸収されています。UV-B の一部が地上に降り注ぎ、日焼けやしみ、そばかす、さらに皮膚がんなどを誘発したりします。UV-A がいちばん多く、皺、たるみなどはこのUV-Aで誘発されます。

近年はオゾン層の破壊によってUV-B の降下線量が増加しています。そのため、女性だけではなく男性も紫外線から防衛する必要があります。皮膚がんも世界的に増加していることが報告されています。また、紫外線は可視光線ではありませんので、私たちには見ることができません。
紫外線の酸化力は強力ですから、夏休みの真っ黒大会などは今ご法度だと考えてください。それだけ、オゾン層の破壊、減少が進み、紫外線の降下線量が増加していますので、健康のために注意しましょう。


トマトのちから、リコピン(カロテノイド)


トマトは紫外線で酸化されないように自分を護り、ちゃんと育って子孫(種)を残すためにリコピン(カロテノイド系のフィトケミカル)をつくっています。そのリコピンがトマトの真っ赤な色です。リコピンがつくられないトマトもあり、そのトマトはずっと緑色のままです。そして、害虫にやられたり、いずれは枯れてしまします。熟さないということは生命を維持できない、子孫(種)を残すことができないということです。

リコピンは、トマトやスイカが生みだすカロテノイド系の色素で、私たちの日常食品に含まれるフィトケミカルではもっとも強い抗酸化力があると言われています。紫外線は私たちの皮膚組織を酸化させたり、コラーゲン組織を破壊して、しみ、そばかす、皺や、皮膚がんまで引き起こしたりしますが、「一重項酸素」という非常に強い活性酸素を誘発します。トマトはリコピンで紫外線でも酸化されずに育つわけです。もうひとつ代表的なフィトケミカルであるポリフェノール系は、残念ながら紫外線が誘発す活性酸素を消去するちからはあまりありません。ですから、紫外線による酸化を防御するためにはリコピンやルテイン、β‐カロテンなどのカロテノイド系のフィトケミカルを多く含んだ食品が効果的でしょう。

野菜がもつ抗酸化力ではビタミンCやEが有名です。ビタミンCは水溶性、ビタミンEは脂溶性ですが、このビタミンはお互いにちからをあわせてさまざまの活性酸素を消去します。ですからビタミンCとEは一緒に摂るようにしましょうといわれるわけです。トマトにはこのビタミンC、Eはもちろん、ビタミンB類、リコピン、βーカロテン、鉄分、カルシウム、マグネシウム、クエン酸やグルタミン酸など・・・実にバランスよく栄養素が含まれています。トマトは真夏の太陽の紫外線に負けないでこれだけの栄養を湛えるのですから、夏野菜のチャンピオンだといってもいいでしょう。


リコピンダイエット? でんぷんダイエット! 


「リコピンダイエット」を謳い、デキストリンや麦芽糖を主成分にしたサプリメントがあって驚いてしまいました。これは、いわば「でんぷんダイエット」「便秘解消サプリ」というところですね。イメージづくりにリコピンを配合し、リコピンの名前を商品に冠しているようです。夜寝る前に飲むと、翌朝便通があるのでしょう。それはトマト(リコピン)ではなく、でんぷんや下剤成分のちからなんですね。ただ、リコピンも配合されていますので、女性にはいいかもしれません。「でんぷん」を主成分にしたサプリを、リコピンが主成分かのようなイメージで販売するというのも困った問題です。
特に、ダイエットはただ痩せることではなく、ウエルネスをめざすことです。このサプリメントは下剤的成分を配合していますので便通を整えるかもしれません。しかし、ダイエットとしては、野菜(旬の野菜)をしっかり摂ること、それまでの「3倍」食べることをまず実践もらいたいと思います。ほとんどはそれで便通は整います。

ダイエットはウエルネスですので、まず野菜(旬の繊維質の多い野菜)を摂ることから第一にやるべきことです。野菜のちからは、食べた炭水化物や脂質などの代謝する酵素を助けるちからだということです。ですから、ダイエットだからと、便通だけ整えることだけ考えるのではなく、野菜をしっかり摂り、運動(しっかり歩くこと)を習慣にし、基礎代謝を上げる(脂肪を筋肉にする)ようにすることを考えてください。
食べた栄養素(脂質、炭水化物)は代謝されないまま脂肪になって蓄積され、それが肥満の原因になります。そのため、私はダイエットの相談では野菜摂取を強く推奨します。それがダイエットの正しい指導です。

テーマ : ダイエット・美容・健康
ジャンル : ヘルス・ダイエット

プロフィール

高原 裕一

Author:高原 裕一
Super Wellness Advisor 高原裕一です。私たちの健康は(遺伝子は別に)体にとりこむ「空気や水、食生活」で60%が決まります。そして「身体活動(運動)」の基本は歩くこと。あとは少しの「心を潤す時間(精神生活)」。ウエルネス-それは瑞々しい自分との出会いです。リコピンスペシャリスト&快眠アドバイザー 高原裕一のウエルネス応援エッセイ。

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