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メタボリックシンドロームと高血圧症

メタボリックシンドロームと高血圧症


腹囲と心血管系イベントリスク

2008年よりメタボ検診が開始されていることはご存知だと思います。このメタボ検診では、近年、腹囲との関係に疑問が呈され、その見直しが指摘されるようになっています。
メタボリックの定義は肥満と同義でも使われたりしますが、基準とされる腹囲が基準値(男性90センチ以上、女性85センチ以上)を超えていても、血圧や血糖値が正常に保たれている人は心血管系イベントの発症につながらないことがわかってきたからです。このことは、血圧や血糖値のコントロールが心血管系イベントの予防に重要なファクターになっていることを示すものです。
大橋靖雄教授(東大)は、全国2万人に及ぶ男女を7年間にわたって追跡するというコホート研究を実施しました。それによれば、脳血管病の発症に血圧や血糖値が大きく関連していることがわかり、肥満との相関が少ないことがわかりました。
また、厚生労働省研究班(班長:門脇孝東大教授)も、全国2万人の男女を9年間追跡調査したコホート研究で、血圧が基準値を超えている人は肥満とは関係なく、脳血管系、心血管系の病気の発症が高まっていると結果を報告しています。

死亡原因のリスクファクターでは喫煙が指摘されていることは知られていますが、高血圧症もそれと変わらないリスクファクターになっていることは意外に知られていないように思うわけです。
そして、高血圧治療では半数の人が十分コントロールできていないことも報告されていますが、血圧管理は非常に重要な健康指標であることは認識してもらいたいと思うわけです。120-80というのが血圧の正常値とされますが、140-90という範囲の血圧管理が大きな課題になっているわけです。積極的な血圧コントロールの是非が背景にあるわけですが、これに関連して、すぐに薬に頼るというのでなく、食生活を通じた血圧管理、健康管理を意識するということが重要な視点になっているわけです。

リコピン(カロテノイド成分)のちから

リコピンはトマトの抗酸化機能成分ですが、欧米でこのリコピンによる血圧コントロールの試験が始まっています。
これは、薬の治療では半数が満足できるコントロールがなされていない現状というなかで、食品成分によるコントロールが可能かどうかを検証しようとする試みです。いわゆる軽症高血圧症140-90のコントロールが前提の試験ですが、リコピンを2ヶ月服用し、一日12mg以上で一定の効果が見られ、15~30mgでは有意差が確認されたという報告が欧米10カ国の共同研究で発表されています。

リコピンはカロテノイドでもっとも期待できる機能成分といっていいのですが、高脂肪食品の多い現代の食生活を見直すこととともに、動脈硬化を促進する酸化LDLの合成抑制のために積極的に摂取したい食品成分だともいえるでしょう。
米国では医師が治療に薬と同格でサプリメントを使いますが、残念なことに、日本では医師が治療にサプリメントを使うことはまだ多くありません。しかし、医(薬)食同源の言葉のように、食生活は病気の予防、治療の最優先で考えるべき大切な視点であるということだけは間違いありません。この機会に、食生活による健康管理について考えてみることを強くお奨めしたいと思います。







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テーマ : 健康生活:病気・治療法
ジャンル : ヘルス・ダイエット

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高原 裕一

Author:高原 裕一
Super Wellness Advisor 高原裕一です。私たちの健康は(遺伝子は別に)体にとりこむ「空気や水、食生活」で60%が決まります。そして「身体活動(運動)」の基本は歩くこと。あとは少しの「心を潤す時間(精神生活)」。ウエルネス-それは瑞々しい自分との出会いです。リコピンスペシャリスト&快眠アドバイザー 高原裕一のウエルネス応援エッセイ。

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