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夏野菜のちからで夏バテ知らず (Summer Vegetables)

夏野菜のちからで夏バテ知らず Summer Vegetables

もうすぐ梅雨も空け、いよいよ夏ですね。この夏はライフスタイルを見直し、まず一つ、ウエルネスを始めてみませんか。駅までバスには乗らずに歩く、夜は1時間早く寝て、翌朝は1時間早く起きる、昼休みは会社の近隣を30分くらい歩くなど。ウエルネスは難しい考え方ではありません。誰でも、今日から始めることができます。
今回は食生活のウエルネスについて、代表的な夏野菜(夏が旬)であるトマトを中心に、ピーマン、ナス、キュウリ、ゴーヤ、スイカについてお話ししたいと思います。夏野菜は色がはっきりしているものが多いですね。この色は、野菜が害虫とか夏の紫外線から自己を護るために光合成で生みだす色素(機能成分;フィトケミカル)です。私たちも、夏の厳しい紫外線や暑さに負けないで生きる(実る)夏野菜のように、バテずに、たくましく夏を乗りきりましょう。


【トマト(ナス科)】


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トマトは夏野菜の王者です。トマトは夏の強い陽射しから光合成で「リコピン」をつくります。このトマトの真っ赤な色には力強さを感じませんか。リコピンのちからを見るようです。トマトは水分が94%、リコピンのほか「β-カロテン」、「ルティン」といったカロテノイド系の抗酸化成分はじめ、「ビタミンB類」や「ビタミンC」、「マグネシウム」、「リン」、「カルシウム」などのミネラルや有機酸、さらにグルタミン酸の「うまみ成分」がたっぷり含まれているんです。長寿食といわれる地中海料理ではベース味にトマトが使われているのはご存知だと思います。
また、近年は高糖度トマト、フルーツトマトの名前で秋冬トマトが栽培されていますが、トマトはやはり夏の紫外線に負けないで育つ夏トマトだと思います。冬トマトは水分を抑えて糖分を高くするようですが、その分ビタミンなどが少なくなるようです。

トマトの成分研究も活発になっています。先頃、脂質代謝(肥満)やアルコール代謝の促進に関連して研究報告がありました。2007年に世界がん研究基金とアメリカがん研究協会が「食物関連要因とがんとの関連」について報告していますが(国立がんセンター・がん対策情報センターのページに掲載されています)、この報告で、がんリスクを下げる可能性が大きい食物の項目で、「食品(トマトなど)に含まれるリコピンが前立腺がんのリスクを下げる可能性が大きい」とされています。トマトのちからに改めて驚きますが、トマトはこのリコピンだけでなく、実にバランスよく栄養素が詰まっているんですね。
トマトの産地:熊本県・北海道・愛知県・茨城県・千葉県


【ピーマン(ナス科)】

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ピーマンもパプリカも、語源は唐辛子を意味する言葉で、唐辛子の甘味種だそうです。パプリカは大きくて甘味も強いので、フルーツのようにも食べることもできます。このピーマンは、キュウリやゴーヤと同じように、緑色は完熟前の色で、赤い色が完熟したピーマンなんです。特に、完熟の赤ピーマン(完熟ピーマン)では緑ピーマンより栄養素が豊富で、「ビタミンC」、「β-カロテン」、「カリウム」など赤ピーマンの方が断然多く含んでいます。また、赤ピーマンには、造血を助ける「葉酸」やキサントフィル系カロテノイドで、リコピンと同じように抗酸化力がある「カプサンチン」(辛味成分のカプサイシンではありません)というフィトケミカルが含まれています。
■ピーマンの産地:茨城県・宮崎県・高知県・鹿児島県・岩手県


【ナス(ナス科)】 


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ナスは見事な紫色の野菜ですね。これは「ナスニン」というアントシアニン系ポリフェノールです。ナスの色はいかにも丈夫そうな色だとは思いませんか。ナスは暑い夏しか摂れない典型的な野菜で、低温には弱く、乾燥するとすぐに変色してしまいます。
ナスの料理では、ナスニンが多く含まれている皮ごと調理するのが原則です。ナスも水分が多い(92%)野菜ですが、ナスニン以外に「β-カロテン」や「カリウム」はじめ、「食物繊維」、「カルシウム」、「葉酸」、「ビタミンB類」なども豊富です。ただ、灰汁(あく)がやや強いので、生では食べず、油炒めとか汁もの、漬物などで食べるようにしてください。
■ナスの産地:高知県・熊本県・福岡県・群馬県・茨城県


【キュウリ(ウリ科)】


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キュウリはトマトとならんで夏野菜の代表ですね。夏野菜のなかでは旬の期間も長く、5月から9月頃まで収穫されます。キュウリという名前は「黄色い瓜」からきているそうです。ですから、完熟すると黄色になるんですね。それなら?・・・私たちはやはり完熟前のキュウリを食べているわけです。これは、ゴーヤ(ニガウリ)やピーマンも同じです。キュウリもほとんどが水分(95%)ですが、「カリウム」と「β-カロテン」が多く含まれています。
■キュウリの産地:宮崎県・群馬県・福島県・埼玉県・千葉県


【ゴーヤ(ウリ科)】


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ゴーヤは「ニガウリ、ツルレイシ」ともいわれ、この頃は省エネを兼ねた緑のカーテンとして栽培されていたりします。特有の味や匂いがあって、好みは分かれるようですが、これは「モモルデシン」というゴーヤ特有の成分で、血圧や血糖値を調整する働きがあるといわれています。やはり水分が多い(91%)ですが、「ビタミンC」がたっぷり含まれ、「美容食」としても有名になっているようです。ほかに「β-カロテン」や「カリウム」も含まれています。キュウリと同じように、完熟すると黄色になってやわらかくなります。これがまた美味です。ゴーヤという呼び名は、沖縄県での呼び名「ゴーヤー」が起源だそうです。
■ゴーヤの産地:沖縄県・宮崎県・鹿児島県・熊本県・群馬県


【スイカ(ウリ科)】


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夏といえばスイカです。スイカは水分(91%)ばかりというイメージですが、栄養素がちゃんと含まれているんです。スイカの赤い色はトマトと同じ色素「リコピン」ですね。スイカはトマトに次いでこのリコピンを多く含んでいます。リコピンと「β-カロテン」はカロテノイドとして一緒につくられますが(リコピンファミリー)、これもトマトと同じです。夏野菜では定番の「カリウム」もたっぷり含まれ、体の塩分や血圧を調整します。また、スイカには利尿作用がある特有のアミノ酸である「シトルリン」が含まれていますので、ビールの飲みすぎの後はスイカがいいかもしれませんね。また、スイカやトマトは「フルーツ野菜」とよばれたりもします。
■スイカの産地:熊本県・千葉県・山形県・新潟県・鳥取県 


夏野菜の特徴


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代表的な夏野菜(夏が旬の野菜)をご紹介しました。夏野菜にはナス科とウリ科の野菜が多いこと、色がはっきりして、水分が多いのが特徴です。夏は植物(野菜)にとってもあまり好ましい季節ではありません。それは、強い夏の紫外線や高温がストレスとなって、成長する(生命を護る)ためには厳しい環境だからですね。私たちも同じかもしれませんが、夏野菜はその厳しい自然を生きる(実る)ために、ストレス防御成分(機能成分)を自らつくりだしているということになります
この野菜がつくる色素(機能成分)は「フィトケミカル」(天然の植物化学成分)とよび、トマトやスイカの「リコピン」、スイカの「シトルリン」、ゴーヤの「モモルデシン」、赤ピーマンの「カプサンチン」など、野菜がつくりだす天然の化学成分です。栄養素としては分類されていませんが、このフィトケミカル(機能成分)の研究が世界的に進み、多くのことがわかってきました。ビタミン類似のリコピンなどの働きがわかってきて、第7栄養素とよばれるようになっています。日本健康栄養研究所のページに、野菜の機能成分の研究報告がありますので参考にしてください。

こうした野菜の逞しいちからを私たちの健康に生かしたいものです。そのためにも野菜の旬(四季)を知って、一年中いつも旬の野菜を摂るようにしたいものです。食生活のウエルネスは、旬の野菜をしっかり摂ることから始めましょう。野菜のちからは天然のダイエットサプリです。
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テーマ : おいしく食べてダイエット
ジャンル : ヘルス・ダイエット

プロフィール

高原 裕一

Author:高原 裕一
Super Wellness Advisor 高原裕一です。私たちの健康は(遺伝子は別に)体にとりこむ「空気や水、食生活」で60%が決まります。そして「身体活動(運動)」の基本は歩くこと。あとは少しの「心を潤す時間(精神生活)」。ウエルネス-それは瑞々しい自分との出会いです。リコピンスペシャリスト&快眠アドバイザー 高原裕一のウエルネス応援エッセイ。

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