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有酸素運動とウエルネス(健康)

有酸素運動とウエルネス(健康)

Keywords:
クーパーテスト、有酸素運動、無酸素運動、ATP、コエンザイムQ10、MET's、Exercise、健康づくりのための運動指針


クーパーテスト


「クーパーテスト」という言葉を耳にされたことがあるかもしれません。体力テストのようなもので、12分間にどれだけ走れるか、その距離を測るテストです。これは、オリンピック選手などアスリートになるためのテストではなく、ウエルネスやダイエットのために、自分の基準(運動能力)を知るためのテストです。アメリカのクーパー先生(軍医)が考案されたものですが、平坦路を12分走ることによって、自分自身の有酸素摂取能力を測ります
アスリートとよばれる人では12分で3,700m以上は走るそうです。一般人は30歳代で男性2,700m・女性2,500m、40歳代で男性2,500m・女性2,300m、50歳代で男性2,400m・2,200m以上がハイレベルとされています。
また、標準とされる距離は、30歳代で男性1,900m・女性1,700m、40歳代で男性1,700m・女性1,500m、50歳代で男性1,600m・女性1,400m以上です。機会を見つけて、ぜひクーパーテストにチャレンジしてみてください。


有酸素運動と脂肪燃焼


有酸素運動、エアロビクス(Aerobics)はよく聞く言葉だと思います。ウエルネス、ダイエットにもっとも適した運動ですね。有酸素運動というくらいですから無酸素運動があります。
有酸素運動とは、運動で消費されるエネルギーが「酸素を使ってつくられる」、「酸素を使って脂肪を燃やす」運動です。これは、炭水化物(糖質)や脂質(脂肪)がエネルギーに変換されるために酸素が必要だということが関係しています。無酸素運動は、消費されれるエネルギーが「酸素を使わないでつくられる」運動です。糖質のグリコーゲンがエネルギーに変換されるときは酸素を使いません。すなわち、運動で消費するエネルギーがつくられるのに「酸素が必要か、必要ないか」という違いなんですね。

有酸素運動は難しいものではありません。誰でもできる、歩くことが基本だからです。ただし、歩くことが運動といえるために、少し早めの時速4㎞以上の歩行が必要です。これは15分に1,000m歩くスピードですから難しいものではありません。ウエルネス、またダイエットに、この歩くことを一日に30分以上、できれば60分歩くという生活が大切だということなのです。
10分×3回の運動でもいいですが、運動開始直後はグリコーゲン(糖質)がエネルギーになるため、酸素がつかわれません。エネルギーがグリコーゲンから脂肪に変わるのに10分以上の運動の継続が必要とされています。脂質は糖質(グリコーゲン)と違い、皮下や腹部(内臓脂肪)にたくさん蓄積しています。この脂肪をエネルギーで利用するために、酸素が必要になります。酸素で脂肪を燃やすということなんですね。そのために、酸素をたくさん摂って脂肪を燃えやすくする、有酸素運動はそういう考え方にたっています。

ウォーキング、ジョギング、ランニング、スイミング、サイクリング、エアロビクスなど、ちょっと意識すれば日常生活で無理なくできるものが多いわけです。駅まで10分、15分はバスには乗らずに歩く、買い物は自転車で行ったり、歩いていく、昼休みは会社の周辺を30分歩くなど、特別な準備は必要なく、今日からできることばかりです。


エネルギー(ATP)の産生とコエンザイムQ10の関係


私たちの体では、ATP(アデノシン3リン酸)という酵素が合成され、そして壊される、その繰り返しをしています。私たちの生命活動エネルギーはATPが破壊されたときのエネルギーなんですね。ATPはミトコンドリアという細胞器官にあって(特に筋肉、心臓、脳などに多い)、食べた栄養素が酸素のちからでATPというエネルギーとして合成されています。
このATPの合成ではコエンザイムQ10が重要な働きをしています。コエンザイムQ10は体でも合成されていますが、合成能力はエイジングとともに低下するため、加齢とともにどうしても疲れやすくなり、回復が遅れるようになります。この疲れやすくなるのはエネルギー不足が原因ですが、それがATPの合成能力の減少で、その合成に必須である補酵素のコエンザイムQ10の不足が指摘されています。コエンザイムQ10は野菜やお魚、お肉にも微量含まれていますので、食生活を見直したり、また、天然成分を素材にしたサプリメントで補給することが必要です。

ただし、サプリメントの場合には、必ず「還元型」のコエンザイムQ10が配合されているサプリメントを選んでください。私たちの体内では、コエンザイムQ10が酸化型から還元型に変換され、ATPの補酵素として働いています。疲労が重なっている人では、この還元型に変換するエネルギーそのものが落ちています。ですから、疲れた体に、さらに 「酸化型」を補給してもほとんど効果が期待できません。還元型の場合は、酸化型を還元型に変換するエネルギーを使わず、体でダイレクトに働きます
無酸素運動は、酸素は必要なく、肝臓のグリコーゲンがエネルギーに変換されますが、有酸素運動では、酸素のちからで脂肪(皮下脂肪や内臓脂肪)が分解され、エネルギーに変換されます。すなわち、脂肪を燃やしてエネルギーにしているのです。そのため、有酸素運動がウエルネス、またダイエットでは推奨されるわけです
筋力を使う(力自慢型)運動は主に無酸素運動で、これは瞬発型エネルギーであり、長時間持続しにくいエネルギーです。そしれに対して、筋力はあまり関係しない運動は有酸素運動で、長時間持続できる持久型エネルギーです。


健康づくりのための運動指針2006(厚生労働省) 


健康と運動に関連して、厚生労働省から2006年に公表された「健康づくりのための運動指針」というのがあります。生活習慣病の予防のために策定された、運動量の基準値です。これによれば、運動レベルをMET's(メッツ)という単位であらわし、安静時(寝ている状態ではなく、椅子に座っているなど)の1Met's(基準)とし、どれくらい(何倍)の運動量(エクササイズ)であるかを測ります。

例えば、時速4kmの普通歩行は3MET's(安静時の3倍)、早い歩行やゴルフ、自転車は4MET's、ジョギングやエアロビクスは6MET's、ランニングや水泳は8MET'sとあらわされます。そして、この基準値と運動時間をかけ(×)エクササイズ量を算出します。
ただ、歩行では3MET's以上(時速4km以上)がエクササイズ(運動)ですから、のんびり歩いても運動にはなりませんね。この基準で考え、時速4km以上(1分間に100歩以上)の歩行で6,000歩(およそ1時間)というのが1日のエクササイズ量の目安となります。

また、よく使われている歩数計の多くがこの考え方でつくられています。1週間に23エクササイズ以上の運動量がウエルネス(健康)、そしてダイエットのために必要だということなんですね。日本人の1日歩行数の平均(国民健康・栄養調査)は6,756歩です。平均に達していない人もいらっしゃると思いますが、歩くことはウエルネスの基本ですので、意識して歩くようにしたいものです。


(付録)
私自身もこの計測も参考にしていますが、意識して取り組まないと1週間で23エクササイズには達しません。時速4km以上で30分以上は歩く、そうしないと歩数だけ達してもエクササイズ(運動)にならないんですね。今日から意識して23エクササイズに挑戦です!

テーマ : ダイエット・美容・健康
ジャンル : ヘルス・ダイエット

「アエラ」と「マイナビウーマン」から

「アエラ」と 「マイナビウーマン」から 

「アエラ」(7月1日号)に、このエッセイやウエルインデックス野菜塾で指摘した、近年の野菜の栄養素低下について同旨の記事が掲載されています。この問題は、解決に急を要する社会的問題だと私は考えています。そして、ジャンクフードやコンビニフードの全盛、BMI30を超える肥満者の増加(アメリカより少ないといえ)、これは野菜摂取の減少やジャンクフード、コンビニフード、ジャンクサプリメントなどに象徴される食生活の乱れが背景にあると考えられます。まさに、ダイエットとして、食生活の見直しが必要な時代です。下剤的サプリメントで便通だけ整えようとするのでなく、食生活を見直して、ダイエットにとりくんでいただきたいと思います。

「人工添加物」の話題には多くの人が関心を示します。一方、300円とか500円、1,000円程度のサプリメントは、人工添加物を摂っているともいえるような製品も多いわけです。「健康のため」に摂る食品が、人工添加物かのような成分素材ということには、大いに考えるべきことがありそうです。1ヶ月500円とか1,000円(一日30円)という健康食品(サプリメントなど)に、「健康のため」といえるサプリメントがほんとうにあるのか、これについては十分な注意が必要だといえるでしょう。

マイナビウーマン(http://woman.mynavi.jp)から


「マイナビウーマン」という女性向け情報サイトのライフスタイルのページに「効能を疑うサプリの金額」という調査記事が掲載されています。(以下、Q&A、数字はマイナビウーマンから抜粋)
Q:「うそくさい」と感じるサプリメントの金額を教えてください。

A:853名
【女性465人】         
1位  500円以下     29.0%   
2位   100円以下     18.9%   
3位 1,000円以下      14.4%      
4位   0円(無料)     7.7%   
5位 10,000円超       5.2%     

【男性388人】
1位   100円以下     24.0%
2位   500円以下    18.8%
3位  1,000円以下    12.9%
4位  1,500円以下     6.4%
5位 10,000円超      5.9%

金額の判断としてはおおむね想像通りでした。1,000円以下のサプリメントは「うそくさい」と判断する人が女性で62%、男性で55%のようです。また、おそらくサプリメントの配合成分によって、1,000円以下か1,500円以下かの判断は違ってくるのかもしれません。しかし、実情としては1,000円も1,500円も差はないといっていいと思います。
私の基準では、成分の差を最大限考慮して、チューインガムより安い3,600円以下のサプリメントは「うそくさい」と判断します。金額でいえば、500円はもちろん、1,000円でも1,500円でも、その多くは合成素材(人工添加物)をつかったものだからです。
天然成分を素材にする製品では、製造原価だけでこのくらいになります。1,000円、1,500円で販売するのは極めて難しいということです(天然成分一つであれば可能かもしれません)。仮に、3,600円の製品では一日分120円ですから、健康にちゃんと役立つなら、コーヒー一杯より安いというこです。これはお得だと思います。
また、今回の調査結果のなかに1,000円、1,500円というサプリメントで「ビタミン以外の基礎成分は信じていない」という女性のコメントがありました。このコメントに情報不足があらわれています。


判断するための正しい情報


この853人の調査結果で、サプリメントなど(健康食品)の成分素材に関する情報や知識が不足していることがわかります。コメントから、成分素材をどれだけ考えているか、あるいは成分素材の質から判断していると思われるものが少ないからです。栄養学はともかく、学生時代の生物学や化学の教科書をぜひ思い起こしてみてください。きっとわかることがあります。まず、価格差のいちばん大きな理由は成分素材の原料そのものの差であるということです。例えば、1,000円以下のビタミン系サプリメントの素材(一部のミネラルでも)は、人工合成素材(人工添加物)の集合体と考えてもいいと思います。簡単に人工合成できるのがビタミンですが、本来、健康を考える食品素材として問題ありだといえます。「サプリメントに配合されるビタミンやミネラルは、当然、天然物でしょ!?」と、そう思いこんでることが情報不足の典型例ですが、実に多くの人がそんな勘違い(知らない)をしています。ビタミンB・B・B・ビタミンC・ビタミンE・カルシウム・マグネシウム・鉄・・・などと表示された800円のビタミン系サプリメント、これはほとんど合成成分だと思います。食品の人工添加物としても使われていますが、天然物と「化学式は同じ、だけど違う」、あるいは「化学式を同じように合成した」という人工物です。

天然成分のサプリメントをとる

缶ジュースやお茶などの表示にもビタミンCと書かれています。このビタミンCは酸化しないよう配合されただけの人工添加物で、栄養(天然ビタミンC)ではありません。そして、サプリメントにもビタミンC、ビタミンE、カルシウムなど「成分名だけ」書かれたもの、これも人工合成した成分素材だと考えていいといえるでしょう。
一方、ビタミンC(〇〇抽出物)あるいはカルシウム(サンゴ由来)と書かれたものもあるわけです。この表示の違いはぜひ覚えておきたいことです。今、私の手元にサメ軟骨抽出粉末、グルコサミン(カニ由来)、小麦胚芽油、黒大豆皮抽出物、カカオ抽出物、ビルベリー抽出物・・・と書かれた(表示された)サプリメントがあります。天然物を成分素材にしているものでは、一般に、そうして天然原料が表記されています。

ただ、ビタミン、ミネラルは野菜などからしっかり摂ることが基本です。サプリメントで補う場合は、少なくとも〇〇抽出物とか△△由来と表記されている、天然成分を素材にしたサプリメントを選ぶことが肝要です。天然成分を素材にしたサプリメントは1,500円以下ではまず買えません。しかし、一日コーヒー1杯分(200円)程度とアタマに入れて判断することで大きな間違いはなくなります。「健康のため」、「正しいダイエットのため」を考えて摂る食品(補助食品)なのですから、決して高いものではありません。人工合成素材の1,000円がよほど高いと考える必要があるでしょう。合成素材を原料につかったサプリメントでは、いったい何のためにサプリメントを摂るのかわからなくなってしまいますね。健康を害して初めて気づく人も多くなっています。

サプリメントも食事(一部)と考えて、買うときに食品と考えて選びましょう。安心して続けられる、半年くらいで体調の変化を実感できる、それが天然素材を成分にしたサプリメントです。

 

テーマ : サプリメント
ジャンル : ヘルス・ダイエット

ダイエットは食生活のウエルネス

ダイエットは食生活のウエルネス

Key words:
ダイエットサプリ、下剤サプリメント、ウエルネス、活動エネルギー、糖質制限


 「ダイエットサプリ」の宣伝で話題になるのは「〇週間で〇〇kg痩せた」「劇的な効果」や「加工写真」です。こうした宣伝は、薬事法はもちろん、ダイエット=食生活の改善による健康づくり(ウエルネス)から考えて大いに問題があります。 「ダイエットサプリ」かのように宣伝する、下剤的サプリもあります。便通を整えるのはダイエットで大切なことですが、便秘の解消だけ考えても、かえってダイエットを間違ってしまい、ダイエットにならなくなります。
こうしたダイエットを謳って販売されるサプリメントは、下剤あるいは下剤成分を多く含んだものがあります。ほとんどは便秘解消、整腸目的のサプリメントで、「でんぷん」などの繊維質成分や緩下剤、また医薬品の下剤成分などを配合しているようです。名前(商品名)にごまかされず、しっかり原料表示を確認し、理解することが大切ですね。


ダイエットは食生活のウエルネス


ダイエットを謳って販売されている「でんぷん系サプリ」は、本来のダイエットを考えた製品とはいえないと私は考えます。ダイエットは、自分のライフスタイルに照らして食生活を見直し、改善し、食生活を通じた健康な体づくりをすることですから、これはウエルネスです。また、日本でサプリメントで分類される健康食品は、アメリカで「ダイエタリーサプリメント」(ダイエットサプリメントではありません)とよばれています。ダイエタリーサプリメントは「日常の食生活を基本とし、ライフスタイルで不足しがちな栄養素や機能成分を補完する補助食品」とされます。ダイエタリーは食事(食生活)のことなので、サプリメントも食事の一部としてちゃんと考えます。この考え方は大変的確ですね。下剤的サプリメントは、ちょっと食事とはいえませんね。ダイエット=食生活の改善を通じた健康づくりです。太り過ぎの人では痩せることで健康づくりになり、痩せすぎの人では太ることで健康づくりになる、それが食生活の見直しを基本とするダイエットなのです。

ダイエットには質の高い(旬の)野菜摂取を


ダイエットは痩せることでなく(もちろん便秘解消ではありません)、健康な体になることです。そのために食生活を見直す、それをまず第一にやるべきことなのです。そして、ほとんどの人は食生活の改善を通じ、目標を達成できるのです。まず、この1週間に食べたものをすべて書き並べてみてください。次に、炭水化物(食物繊維を含む)、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルを分類してみてください。そして、エネルギーを換算してみましょう。
■炭水化物(糖質と繊維質を含めて炭水化物とされました)・・・体やエネルギーをつくる栄養素、これが私たちの毎日の生活でいちばん大きな栄養素です。ただ、炭水化物の摂りすぎは肥満につながることも覚えておいてください。食生活で60~65%くらいが炭水化物です。
■脂質・・・水に溶けない(水で分解されない)栄養素で、わかりやすくいえば脂肪です。脂質は、炭水化物と同じようにエネルギーになったり、血液やホルモン、コレステロールなどをつくります。また、体で合成されるコエンザイムQ10も脂質からつくられます。食生活で20~25%くらいが脂質です。
■たんぱく質・・・アミノ酸(集合体をたんぱく質という)のことです。コラーゲンもたんぱく質です。また、筋肉を動かすアクチン&ミオシンという筋繊維やダイエットでも関係する代謝酵素、免疫反応で活躍する抗体などもたんぱく質(アミノ酸)でつくられます。食生活で15~20%くらいがたんぱく質です。
■ビタミン&ミネラル・・・微量栄養素というように、微量でいい栄養素です。必須ビタミン、必須ミネラルといわれますが、さまざまの代謝に関係します。欠乏すると健康が障害されるものもあります。また、私たちの体ではビタミン、ミネラルは合成できませんので、必ず、野菜などから摂らなくてはなりません。食生活で2~3%くらいです。


活動エネルギーとしての炭水化物


私たちが一日に必要なエネルギーは男性2,600Kcal(1,520Kcal)、女性2,000Kcal(1,140Kcal)とされています。カッコ内は基礎代謝(生命維持エネルギー)です。ぜひ自分の食生活を振り返り、エネルギー換算してみることをおすすめします。
炭水化物は体をつくったり、エネルギーをつくる栄養素です。ところが、運動しない、歩かないという生活で炭水化物の摂り過ぎが問題になっているわけです。つまり摂取カロリーの摂りすぎ、それが肥満の原因になっているというわけです。主に炭水化物がエネルギー源になりますが、不足すると蓄えられた脂質(脂肪)が分解されて、エネルギーに変換されます。


糖質制限とは


「糖質制限食」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。専門家の間でも議論が活発になっています。
「糖質制限」は、糖質(炭水化物)の摂取を落とし、病気の発症や進展抑制、また予防に役立てようとする考え方です。これは、一日の標準摂取カロリー2,600kcal(30代男性)では、炭水化物を1,560Kcalから800Kcal、あるいは500kcal程度に落とすというものです。これは、総摂取カロリーを1,800Kcal、場合によっては基礎代謝の1,520Kcal近くに落とすわけです。ほとんど体を動かさないという人(病人)はとにかく、運動や忙しく動く人ではエネルギー不足になり、活動する気力を維持できないかもしれません。もっとも、炭水化物が不足すると、脂肪がエネルギーに変換されるようになります。ただ、脂肪がエネルギーに変換される効率は炭水化物ほどスムーズではありません。
この糖質制限(食)が病気の進展防止につながるかどうか、また生命維持や健康被害にはつながらないか、未だ明確ではありません。炭水化物はエネルギーだけでなく、体をつくる基本栄養素として不可欠であり、過度の抑制では健康を損なうという研究報告もあります。ダイエット(=食生活のウエルネス)では、過度な炭水化物の摂取に偏らず、脂質やたんぱく質、特に、野菜と果実をしっかり(これまでの3倍)摂る食生活を心がけてください。炭水化物の代謝酵素(たんぱく質;アミノ酸)を助けるビタミンやミネラルの不足は肥満を促進します。意識して野菜と果実は摂るようにしましょう。もし、ジャンクフードやコンビニフードをよく摂る人はここでストップしましょう。ダイエットになりません。 
ダイエットは、食事を見直して、摂取栄養を点検し、バランスのとれた食事(食生活)をすることです。ですから、下剤や下剤サプリメントで便通だけ整えても、ただ便秘を解消しただけ、その繰り返しが続くことになります。
下剤や下剤的サプリメントに頼っているうちはダイエットになりません。野菜のちから(特に繊維質の多い野菜)と運動習慣で便通を整えると、そのような繰り返しはありません。食生活を通じたダイエットができると、下剤や下剤的サプリは必要なくなりますね。そして、ウエルネスな自分に出会うことになります。

「食事バランスガイド」(厚生労働省/農林水産省)をご紹介します。参考にしてください。
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テーマ : ダイエット・美容・健康
ジャンル : ヘルス・ダイエット

夏野菜のちからで夏バテ知らず (Summer Vegetables)

夏野菜のちからで夏バテ知らず Summer Vegetables

もうすぐ梅雨も空け、いよいよ夏ですね。この夏はライフスタイルを見直し、まず一つ、ウエルネスを始めてみませんか。駅までバスには乗らずに歩く、夜は1時間早く寝て、翌朝は1時間早く起きる、昼休みは会社の近隣を30分くらい歩くなど。ウエルネスは難しい考え方ではありません。誰でも、今日から始めることができます。
今回は食生活のウエルネスについて、代表的な夏野菜(夏が旬)であるトマトを中心に、ピーマン、ナス、キュウリ、ゴーヤ、スイカについてお話ししたいと思います。夏野菜は色がはっきりしているものが多いですね。この色は、野菜が害虫とか夏の紫外線から自己を護るために光合成で生みだす色素(機能成分;フィトケミカル)です。私たちも、夏の厳しい紫外線や暑さに負けないで生きる(実る)夏野菜のように、バテずに、たくましく夏を乗りきりましょう。


【トマト(ナス科)】


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トマトは夏野菜の王者です。トマトは夏の強い陽射しから光合成で「リコピン」をつくります。このトマトの真っ赤な色には力強さを感じませんか。リコピンのちからを見るようです。トマトは水分が94%、リコピンのほか「β-カロテン」、「ルティン」といったカロテノイド系の抗酸化成分はじめ、「ビタミンB類」や「ビタミンC」、「マグネシウム」、「リン」、「カルシウム」などのミネラルや有機酸、さらにグルタミン酸の「うまみ成分」がたっぷり含まれているんです。長寿食といわれる地中海料理ではベース味にトマトが使われているのはご存知だと思います。
また、近年は高糖度トマト、フルーツトマトの名前で秋冬トマトが栽培されていますが、トマトはやはり夏の紫外線に負けないで育つ夏トマトだと思います。冬トマトは水分を抑えて糖分を高くするようですが、その分ビタミンなどが少なくなるようです。

トマトの成分研究も活発になっています。先頃、脂質代謝(肥満)やアルコール代謝の促進に関連して研究報告がありました。2007年に世界がん研究基金とアメリカがん研究協会が「食物関連要因とがんとの関連」について報告していますが(国立がんセンター・がん対策情報センターのページに掲載されています)、この報告で、がんリスクを下げる可能性が大きい食物の項目で、「食品(トマトなど)に含まれるリコピンが前立腺がんのリスクを下げる可能性が大きい」とされています。トマトのちからに改めて驚きますが、トマトはこのリコピンだけでなく、実にバランスよく栄養素が詰まっているんですね。
トマトの産地:熊本県・北海道・愛知県・茨城県・千葉県


【ピーマン(ナス科)】

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ピーマンもパプリカも、語源は唐辛子を意味する言葉で、唐辛子の甘味種だそうです。パプリカは大きくて甘味も強いので、フルーツのようにも食べることもできます。このピーマンは、キュウリやゴーヤと同じように、緑色は完熟前の色で、赤い色が完熟したピーマンなんです。特に、完熟の赤ピーマン(完熟ピーマン)では緑ピーマンより栄養素が豊富で、「ビタミンC」、「β-カロテン」、「カリウム」など赤ピーマンの方が断然多く含んでいます。また、赤ピーマンには、造血を助ける「葉酸」やキサントフィル系カロテノイドで、リコピンと同じように抗酸化力がある「カプサンチン」(辛味成分のカプサイシンではありません)というフィトケミカルが含まれています。
■ピーマンの産地:茨城県・宮崎県・高知県・鹿児島県・岩手県


【ナス(ナス科)】 


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ナスは見事な紫色の野菜ですね。これは「ナスニン」というアントシアニン系ポリフェノールです。ナスの色はいかにも丈夫そうな色だとは思いませんか。ナスは暑い夏しか摂れない典型的な野菜で、低温には弱く、乾燥するとすぐに変色してしまいます。
ナスの料理では、ナスニンが多く含まれている皮ごと調理するのが原則です。ナスも水分が多い(92%)野菜ですが、ナスニン以外に「β-カロテン」や「カリウム」はじめ、「食物繊維」、「カルシウム」、「葉酸」、「ビタミンB類」なども豊富です。ただ、灰汁(あく)がやや強いので、生では食べず、油炒めとか汁もの、漬物などで食べるようにしてください。
■ナスの産地:高知県・熊本県・福岡県・群馬県・茨城県


【キュウリ(ウリ科)】


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キュウリはトマトとならんで夏野菜の代表ですね。夏野菜のなかでは旬の期間も長く、5月から9月頃まで収穫されます。キュウリという名前は「黄色い瓜」からきているそうです。ですから、完熟すると黄色になるんですね。それなら?・・・私たちはやはり完熟前のキュウリを食べているわけです。これは、ゴーヤ(ニガウリ)やピーマンも同じです。キュウリもほとんどが水分(95%)ですが、「カリウム」と「β-カロテン」が多く含まれています。
■キュウリの産地:宮崎県・群馬県・福島県・埼玉県・千葉県


【ゴーヤ(ウリ科)】


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ゴーヤは「ニガウリ、ツルレイシ」ともいわれ、この頃は省エネを兼ねた緑のカーテンとして栽培されていたりします。特有の味や匂いがあって、好みは分かれるようですが、これは「モモルデシン」というゴーヤ特有の成分で、血圧や血糖値を調整する働きがあるといわれています。やはり水分が多い(91%)ですが、「ビタミンC」がたっぷり含まれ、「美容食」としても有名になっているようです。ほかに「β-カロテン」や「カリウム」も含まれています。キュウリと同じように、完熟すると黄色になってやわらかくなります。これがまた美味です。ゴーヤという呼び名は、沖縄県での呼び名「ゴーヤー」が起源だそうです。
■ゴーヤの産地:沖縄県・宮崎県・鹿児島県・熊本県・群馬県


【スイカ(ウリ科)】


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夏といえばスイカです。スイカは水分(91%)ばかりというイメージですが、栄養素がちゃんと含まれているんです。スイカの赤い色はトマトと同じ色素「リコピン」ですね。スイカはトマトに次いでこのリコピンを多く含んでいます。リコピンと「β-カロテン」はカロテノイドとして一緒につくられますが(リコピンファミリー)、これもトマトと同じです。夏野菜では定番の「カリウム」もたっぷり含まれ、体の塩分や血圧を調整します。また、スイカには利尿作用がある特有のアミノ酸である「シトルリン」が含まれていますので、ビールの飲みすぎの後はスイカがいいかもしれませんね。また、スイカやトマトは「フルーツ野菜」とよばれたりもします。
■スイカの産地:熊本県・千葉県・山形県・新潟県・鳥取県 


夏野菜の特徴


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代表的な夏野菜(夏が旬の野菜)をご紹介しました。夏野菜にはナス科とウリ科の野菜が多いこと、色がはっきりして、水分が多いのが特徴です。夏は植物(野菜)にとってもあまり好ましい季節ではありません。それは、強い夏の紫外線や高温がストレスとなって、成長する(生命を護る)ためには厳しい環境だからですね。私たちも同じかもしれませんが、夏野菜はその厳しい自然を生きる(実る)ために、ストレス防御成分(機能成分)を自らつくりだしているということになります
この野菜がつくる色素(機能成分)は「フィトケミカル」(天然の植物化学成分)とよび、トマトやスイカの「リコピン」、スイカの「シトルリン」、ゴーヤの「モモルデシン」、赤ピーマンの「カプサンチン」など、野菜がつくりだす天然の化学成分です。栄養素としては分類されていませんが、このフィトケミカル(機能成分)の研究が世界的に進み、多くのことがわかってきました。ビタミン類似のリコピンなどの働きがわかってきて、第7栄養素とよばれるようになっています。日本健康栄養研究所のページに、野菜の機能成分の研究報告がありますので参考にしてください。

こうした野菜の逞しいちからを私たちの健康に生かしたいものです。そのためにも野菜の旬(四季)を知って、一年中いつも旬の野菜を摂るようにしたいものです。食生活のウエルネスは、旬の野菜をしっかり摂ることから始めましょう。野菜のちからは天然のダイエットサプリです。

テーマ : おいしく食べてダイエット
ジャンル : ヘルス・ダイエット

サプリメントの「原料表示」を読む

サプリメントの「原材料表示」を読む

「健康のため」?に、ジャンクサプリメント!?

現在では、医薬品情報をインターネットで調べることができますので、病気で薬を飲む人は専門家(医師、薬剤師)とほとんど変わらない情報を得ることが可能になっています。
ところが、体調を整え、健康を維持し、病気にならないように(予防医学)購入している健康食品は、医薬品とは逆に、正しい情報を得ることがなかなか難しいのが実情です。「健康を考えて」という人が、コンビニや100均で300円とか500円のサプリメントを購入していることも多いようです。「健康のため」のサプリメントが1ヶ月分で300円とか500円(一日分16円とか26円)というチューインガムより安い価格に、かえって違和感を覚えてしまいます。一個120~130円のチューインガムでも1ヶ月で3,000円以上になります。

健康食品の市民向けサイトを立ち上げる健康食品の情報企業からお電話をいただきました。私たちが企画開発した「リコピンEQ」に関する情報を、そのサイトで紹介したいとのことでした。この会社自身に製品はなく、市販されている健康食品の情報を広く提供している有名な会社です。
ご担当の方とは30分くらいお話しし、問題を共有しました。


1ヶ月500円(@16円)と5,000円(@166円)のサプリメントの違い
チューインガムは1ヶ月3,600円(@120円)


共通認識は、「健康を考えて」健康食品(サプリメントなど)を購入しようとする人が、なぜコンビニで300円とか500円のサプリメントを買うのだろうかという疑問です。お電話くださった方は「ファッションで買ってるだけじゃないでしょうか」とおっしゃっていました。ファッションだけならいいのですがね。
「健康のため」のサプリメントで、1ヶ月分で300円とか500円というのはまずありません。健康を考えたサプリメントは天然成分を主成分にしているものが多く、成分原料だけでもそれ以上の価格になるのが一般です。チューインガムが1ヶ月3,000円以上だとすれば、1ヶ月分で3,000円以下というサプリメントはチューインガムよりはるかに安いことになります。これはちゃんとしたサプリメントなんだろうかと疑問は起きないでしょうか。「ちゃんとした」とは「健康のために」という意味です。500円とか800円のサプリメントと5,000円のサプリメントはいったい何が違うのでしょう。


 「原料表示」を読んで、理解する


まず成分の品質の差です。300円とか500円くらいで販売されるサプリメントの原料素材は、ほとんどが人工合成された素材が多いのです。ビタミン500円サプリと5,000円サプリの違いは(ミネラルでも)は当然、リコピンにも合成リコピンがあります。
「500円サプリでも原料表示にちゃんとビタミンCと書いてある」・・・待ってください。このビタミンCは野菜などの天然ビタミンではなく、人工的に合成されたビタミンCです。ところが、ほとんどの人は「当然のように」天然のビタミンCだと思っているんです。「え、違うの?!」と驚く人が圧倒的です。ほとんどの人は天然の栄養素が入っていると思っている、それが実情なんですね。こちらの方がびっくりしてしまうほどです。
ビタミンだけでなく、他の原料も人工合成素材だと考えていいでしょう。そうした原料なので300円とか500円で販売することもできるということです。原料表示はしっかり読み、理解することが大切ですね。ただし、人工合成素材も認められたものであれば、法に違反するわけではありません。


「健康のため」の天然成分素材


天然物(野菜など)は普通は1年に1回収穫されます。人工物(合成素材)は、いつでも、必要なときに合成することができます。この違いが価格の差になっています。原料が1,000円なのに500円で販売することはできないね。これは、大手企業とか大量生産とは関係ありません。そうした差ではないことは知っておいてください。
そして、この人工合成素材はサプリメントだけで使われるわけではありません。私たちが毎日食べる食品にも人工添加物としてさまざま使われています。まず、法に定められた基準で使われているとしても、その基準そのものが、人工合成素材を「同時に」、「何種類も」(多いものでは20種以上です)、「毎日」、「数年にわたり」、「口に入れ続ける」ことが想定されているとはいえませんね。人工添加物の蓄積は、私たちの遺伝子を傷つけたり、がんを誘発(発がん)したりしますので、できるだけ避けるのが賢明だということです。昨今、中国産野菜に関してこの問題が報道されていますが、発色剤(ニトロソアミン系)や保存料(ソルビン酸)、着色料(タール系)、殺菌剤(次亜塩素酸)などは発がん性が指摘されていて、特に注意が必要な人工合成素材(添加物)です。

ジャンクフード、コンビニフードも添加物、調味料がふんだんに使われています。サプリメントに限らず、食品は「健康のため」ですから、自分自身が注意して購入する必要があるのです

テーマ : 健康食品 サプリメント
ジャンル : ヘルス・ダイエット

野菜のちから、天然成分サプリメント

野菜のちから、天然成分サプリメント

Keywords:
野菜, 健康寿命, 天然と人工, デザイナーフーズ計画(NCI), ジャンクフード, 天然サプリ=一日一杯のコーヒー,トマトリコピン, 還元型コエンザイムQ10



健康寿命


平均寿命の言葉は耳にしてきましたが、最近では、健康寿命という言葉もよく耳に、また目にするようになりました。この言葉は2000年にWHO(世界保健機構)が提唱した健康づくりをめざす言葉です。生活習慣病を予防、改善し、生涯現役をめざすことを目標にしている言葉です。ウムウム、ナルホド・・・という言葉ですね。
「健康日本21」という健康政策(厚生労働省)があり、「健康寿命をのばそう!Smart Life Project」という運動も始まっています。この運動は高齢者の皆さんがよくおっしゃる「子供に面倒を見てもらうつもりはない」という言葉、それを忘れないために自分自身で健康寿命をのばす活動だと考えればいいかと思います。食生活の改善(野菜摂取の拡大)・運動習慣・禁煙の実践です。私たちウエルインデックスも企業メンバーです。

「ピンピン、コロリ(PPK)」という言葉もあります。長野県は男女ともに平均寿命日本一ですが、長野県は長年にわたって「ピンピン、コロリをめざそう」を合言葉に、「塩分控えめ、野菜を多く」を推奨し、健康づくりを進めてきました。その結果、一人当たりの野菜摂取量は日本一、がんの死亡率も日本でいちばん低くなったそうです。ただ、塩分はあまり減っていないようなんですがね?! 一方で、平均寿命が8年連続ワーストの青森県は野菜摂取量が少なく、がんの死亡率もワーストです。野菜がキーワードになりそうですね。


野菜のちからを知る


1990年のアメリカNCI(国立がん研究所)のデザイナーフーズ計画などと考え合わせると、やはり野菜の摂取は健康づくりに大いに関係してそうです。NCIでは、20年以上にわたる栄養と病気の調査報告(マクガバン報告など)に基づいて、がんなどの生活習慣病を、肉食中心の食生活による薬では治らない病気(食原病)であることを指摘してのです。そして、優先的に摂取すべき野菜(デザイナーフーズ・ピラミッド)を示し、一日5皿350gの野菜(5 A Day)を摂るよう全米で働きかけたのです。それが、5 A Day運動です。その結果、アメリカでは2年後に日本より野菜の摂取量が増え、5年後にはがんの死亡率が低下したことが報告されました。

近年の野菜は味や匂いも少なく、水分ばかりで、やせた、味気ない野菜になってしまいました。私はトマトが大好きですが、冬モノはまず食べません。冬モノは甘みが強調して育てられ、栄養素がその分少なくなっているからです。トマトは甘み(糖分)が増えるとビタミンやミネラルなどが低下するのが一般だといいます。トマトは夏野菜なのですから、夏の太陽を浴び、紫外線を防御するちからリコピンがしっかりつくられた真っ赤なトマトがいいわけです。トマトが生みだすカロテノイド系のフィトケミカルがリコピンです。リコピンはアメリカでもカテキン(お茶)などとともに注目されていますが、トマトは長寿食とされる地中海料理のベース味(だし、うまみ)でもあります。
健康寿命をのばそう!Smart Life Projectでは、アメリカと同様に「一日にプラス70gの野菜摂取」を掲げています。これは日本人の一日平均野菜摂取量が280g程度であるため、プラス70gと表現しています(ただし、青森県はプラス100gくらいでしょうか)。ただ、やせた土地、化学肥料、連作、ビニールハウス、地下室・・・そこで育てられた野菜に天然のめぐみである栄養素はあまり期待できなくなっています。そのため、野菜の旬(四季)を日頃からアタマに入れておいて、1年中いつでも旬の野菜を摂るという習慣をもつようにしたいものです。この機会に、昭和25年以降の調査データを公表している日本食品標準成分表(文部科学省)をぜひ参考にしてください。今は、平成12年に公表された5訂版になっています。


なぜ、野菜の摂取が大切か


日本食品標準成分表の調査でわかりますが、今の野菜では20年前の60%程度しか栄養素が含まれていません。野菜を2倍、3倍食べるのは量も、また経済的にも大変ですが、野菜から栄養を摂るために2倍、3倍は食べる必要があるわけです。また、中国産の野菜はNGという人も多いですが、栄養素がほとんど含まれない野菜でも困ります。こうした現実に、専門家からも質の高い栄養補助食品を摂取する必要があるという声もあります。
私たち自身ができることは、天然のめぐみの旬(2~3ヶ月)を知り、旬を巡るように季節の野菜を食べるということです。旬と旬以外の野菜では栄養素が半分以下ということを覚えておいてください。

私たちの主食であるごはん・パン・おいもなどは体をつくる炭水化物(糖質ともいいます)です。そして、野菜・果実のちからは、食べたごはんなどを栄養素に変えたり、生命エネルギーに変えたり(分解・代謝・合成)する酵素(アミノ酸)を助けるちからです。ですから、ごはんを食べても野菜を食べないと、ごはんなどの炭水化物が栄養で吸収されたり、エネルギーに変わらないわけです。
野菜のちから(ビタミン・ミネラルなど)があってこその炭水化物だと覚えておいてください。炭水化物や脂質(特にジャンクフードは注意です)は、野菜や果実(ビタミン・ミネラル)のちからがなければ、代謝されず、脂肪になって蓄積するだけです。多くの人はそれが肥満の原因になっています。


ダイエットは下剤でなく、野菜のちからで


ダイエットではまず野菜の摂取を増やすことが第一です。野菜不足をサプリメントで補うのであれば、必ず野菜成分を素材にしているサプリメントにしてください。特に、ダイエットでは下剤で便通を整えることを考えるのではなく、野菜をしっかり摂る、今までの3倍食べることを考えましょう。便通に悩む人の多くは、炭水化物や脂質の代謝を助けるビタミンやミネラルなどが不足していますので、便通は野菜の摂取と運動習慣で整えることをしっかり覚えてください。
次に、ダイエットで大切なのは運動です。運動(特に有酸素運動・・・ウォーキング、サイクリング、スイミングなど)は代謝を高めます。ですから、一日のなかで体を動かす時間をもつことが大切です。運動しない、歩かない、これは最悪のライフスタイルです。10分くらいならバスやタクシーには乗らない、エスカレーターがあっても使わないなど、運動(一日30分以上)を習慣にするのはそれほど意識しなくてもできるようになります。食生活の歪み、運動不足は10年たってでる、実証者はたくさんいます。気をつけましょう。
最後に、ジャンクフードやプロセスフード、コンビニフードの摂りすぎです。こうした食べ物は、カロリーだけは高く、栄養が少なく、偏った食品群です。私たちは食べた栄養素をすぐに実感できるわけではないので、こうしたフードに身を任せがちになるのかも知れません。しかし、こうしたフードはほとんど調味料と添加物の味わいですね。素材を味わうということはまずありません。「美味と感じた味」それが調味料と添加物の芸術(?)の味です。素材がもつ味や匂い、カタチがほとんど消されています。「クセになる美味しさ」これはクセにさせるための調味料・添加物研究の成果です。ここでは、2004年に上映された「スーパー・サイズ・ミー」という映画をおすすめしておきたいと思います。


サプリメントと成分素材


同じように、サプリメントにも問題提起があります。健康支援を謳うサプリメントで、なぜ化学合成された素材を使うのかということです。この事実に気付いてない人も多く、ビタミンCと書いてあれば、野菜の「天然」のビタミンCだと思い込んでいる人が圧倒的に多いわけです。ところが、100均やコンビ二で販売されているサプリメントで、ビタミンC=「天然」ビタミンCはありません。なぜかといえば、天然成分を素材にしたものは1ヶ月分100円とか300円、500円ではつくれないからです。ですから、化学合成したビタミンCをつかいます。ただし。これは法に違反しているわけではありません。しかし、健康づくりには好ましいとはいえませんね。ビタミンは野菜を3倍食べてしっかり摂る、かつそれで大丈夫です。

原料表示でもわかることがあります。原料表示に〇〇〇(成分)と表示されていることはご存知だと思います。「ビタミンE」とか「カルシウム」、「亜鉛」とかですね。一方で、「ビタミンE(大豆由来)」とか「カルシウム(サンゴ由来)」、あるいは「ゴマ加工食品」とか「トマト抽出物」、そう表示されているものもあります。この違いは何でしょうか。
「ビタミンE」という表示だけでは天然ビタミンEなのか、合成ビタミンEなのかわかりません。しかし、「天然ビタミンE(大豆由来)」という表示の方は、大豆のビタミンEだというのがわかります。また、「天然ビタミンE」という表示では、大豆のビタミンEなのか、パーム油のビタミンEなのかわかりません。
特に、「ビタミンE(天然植物油)」という表示に注意してください。この表示では「天然植物油」を強調していますが、何の植物油なのかわかりませんね。大豆なのか、菜種なのか、綿実なのか、サフラワーなのか、オリーブなのか・・・わかりません。こうした表示は消費者に教えたくないということですので、あまり好ましい植物油ではないということでしょう。こうした例の多くはパーム油と考えてもいいかと思います。パーム油は、ヤシ油とともに食用ではあまり好ましくないとされる植物油で、ほとんどが飽和脂肪酸系の成分、多くが洗剤の製造(界面活性剤)などで利用されています。摂りすぎると血液サラサラでなく、血液ドロドロにします。


天然と人工


ビタミン(ミネラルでも)は簡単に合成することができます。人工的に合成されたビタミン、ミネラルを使ったサプリメントが安い(1ヶ月で100~1,000円程度)のはそのためです。薬局でも合成ビタミンCは安く、大きなボトルで売られていますね。ただ、こうしたビタミン(やミネラル)は野菜に含まれる天然ビタミンとは違うことは知っておいてください。
よく「化学構造式(分子式)が同じだから同じ」と口にする人がいますが、関連して「異性体」という概念があります。ここでは詳しく触れませんが、右手と左手は重なります。鏡に映る自分に同じ自分が重なります。ところが同じだけど、違いますね。それぞれ逆です。このことが、「同じ、だけど違う」ということなのです。天然成分と合成成分は化学構造式は「同じ、だけど違う」のです


トマト(天然物)はリコピンや特定のビタミンだけ含んでいるわけではありません。他にもビタミンやミネラルが含まれていて、それぞれの栄養成分が関係性をもちながら一つのトマトとして育ちます。そして、天然物(野菜)とは・・・同じ畑のトマトでも隣のトマトと違うという事実です。これは、天然物に同じものが二つとない真実でもあります。それが天然物の本質なんですね。それに対して、100均やコンビニで売られるサプリメントに配合されるビタミン(やミネラル)は、いつでも、どれも同じです。人工的に人間が合成する素材ですから、いつでも、どれも同じです。だから人工なんですね。人工物は・・・人間がアタマで計画し、その通りにつくれたものです。アタマで計画した通りに、いつでも同じものができる、それが人工物の本質なんですね。
ですから、天然成分と合成成分のサプリメントは価格が違うのもあたりまえなんです。自然の営みの結果として、一年に一回収穫される天然素材と、いつでも、何度でもできる人工素材が10倍くらい違っているのは何ら不思議でもありません。あまり価格の違いがないと、かえっておかしいと考えた方がいいかもしれません。
「細胞には目がある」と表現した科学者がいます。化学構造式が同じでも同じではないこと、細胞の目はちゃんと天然と人工を見分けていることを表現されたのです。人間(細胞)も天然物ですから、仲間の天然物はちゃんとわかるということなのでしょうか。


健康のために一日10円? 200円?


それから、ジャンクフードやジャンク野菜、ジャンクサプリメントを摂っていて健康を考えているというのは変ですね。1ヶ月分300円のサプリメントは一日10円、1,000円のサプリメントは一日30円程度です。健康のためにサプリメントを摂る人が、まるでチューインガムかのようなサプリメントを摂る、その姿勢に問題はないでしょうか。大いにありますね。健康を考え、健康のために=一日10円、30円という考え方を改める必要はありそうです。一日10円で健康づくり!そんなうまい話は要注意なんですね。ないのです。
健康づくりを考えれば「コーヒー一杯分(200~300円)」、これはぜひアタマに入れてください。一ヶ月分なら6,000~10,000円くらいですかね。天然成分を素材にしているサプリメントは「一日コーヒー一杯分くらい」、そう覚えておけば大きな間違はないと思います。質の高いサプリメントは「買ってはみたが、机の片隅」(500円サプリは、買ってはみたが、机の片隅、5,000円サプリはしっかり摂っているという人、ホント多いです)は少なく、しっかり摂っている人が多いのです。さて、あなたはどちらでしょうか。
私たちウエルインデックスでも、トマトのカロテノイド系成分のリコピン(20mg)とビタミンEやフィトエン、フィトフルエンなどトマトの天然トマトのファミリー成分を選び、今注目される還元型コエンザイムQ10(カネカQH)を40mg配合している「リコピンEQ」を発売しています。コエンザイムQ10は、高齢者、疲労が蓄積したとき、疲れやすい人では、酸化型素材は体でうまく働きませんので、コエンザイムQ10は名前だけでなく、還元型素材かどうかの確認が必要です。コエンザイムも醗酵で生まれる天然素材です。


サプリメントの摂取は健康管理(健康維持、予防医学)や栄養補助が目的ですね。まず、自分のライフスタイルであらわれる症状や体調を知ることです。そして、不足しがちな栄養素、エイジング(加齢・老化)で失われやすい栄養素、体で合成しにくくなった栄養素を基本とし、「サプリメントは毎日の食事」という意識で、一日コーヒー一杯分(200円程度)を目安に、天然成分素材の質が高いサプリメントを半年間続けてみることです。「買ってはみたが、机の片隅」ではダメですね。安心して、半年は続けられる、質の高いサプリメントを摂るようにしてください。そうしたサプリメントであれば半年で体調の変化も実感し、一日200円というのは安いこともわかります。

(付録)
私たち(日本人)が長く日常的に口にしてきた(している)食品を素材成分にしたサプリメントがいいでしょう。アフリカの奥地にある秘伝の〇〇とか、ようやく人類が踏み入れたアンデスの秘境にある△△とか・・・よくある宣伝ですが、これは注意しましょう。そうした素材は天然でも、日本人(東洋人)の遺伝子と合わないものがあります。

テーマ : 健康食品 サプリメント
ジャンル : ヘルス・ダイエット

第7栄養素 野菜のフィトケミカル

第7栄養素 フィトケミカル(天然化学成分)

Keywords;
フィトケミカル, カロテノイド, ポリフェノール, 抗酸化, 紫外線, トマト, リコピン


野菜のちからと栄養素

野菜や果実のちからを見直そうという運動があります。「健康日本21」や「健康寿命をのばそう!Smart Life Project」(いずれも厚生労働省)が代表ですが、民間団体にも、米国の「5 A Day」運動(一日5皿の野菜摂取を!)のような「5 A Day協会」があります。また今、医療の世界で、糖質と健康、病気について議論されています。
「糖質」は、穀類などの「炭水化物」のことです。栄養学では糖質というよび名が「炭水化物」に統一されましたが、糖質の方がわかりやすいかもしれません。ここでは「糖質」ですすめます。

糖質というくらいですから、体のなかで糖(ブドウ糖など)に分解される食品群です。私たちが毎日口にするごはんやパン、おいもなどは糖質の代表です。また、ニンジン、レンコンなど、野菜や果実にも糖質が含まれています。甘いお菓子やお砂糖だけではありませんね。
私たちが毎日食べる60%くらいが糖質です。脂質、たんぱく質、これが「3大栄養素」、ビタミン、ミネラルをあわせて「5大栄養素」とよびます。この頃はファイバー(繊維質)も糖質(炭水化物)に分類されたり、「第6栄養素」とよばれたりしています。


第7栄養素 フィトケミカル(天然化学成分)
さて、植物(野菜)のさまざまの色、匂いなどをつくりだす「フィトケミカル」(天然植物化学成分)「第7栄養素」ともよばれるようになってきました。これまで、ただ植物(野菜)の色や匂いをつくるだけと考えられていたのですが、近年の研究によって、それだけではなく、植物(野菜)自身で色や匂いをつくり、厳しい自然や害虫から自己を護り、順調に育って子孫を残すための防衛的な働きがあることがわかってきました。
「ポリフェノール」や「カロテノイド」という言葉をご存知かもしれません。代表的なフィトケミカルです。

先ごろ、安倍総理から発表された成長戦略に組み込まれた、野菜などの食品機能の表示に関する検討は、このフィトケミカルに関する議論が中心になるものと考えられています。私たちが食べる食品はなんといっても「栄養」第一ですが、近年の研究で、このフィトケミカルの機能成分が私たちの健康維持や予防医学にも役立つことがわかっています。ここでは、代表的なフィトケミカル、カロテノイドとポリフェノールについて考えたいと思います。

ほとんどの野菜には抗酸化力のあるフィトケミカルが多く含まれています。「酸化」というのはいわば酸素によってサビることですが、酸素を使って生命エネルギーをつくっている私たちは、生きている限りこれを避けることができません。エイジングや病気はこの酸化であるという医師もいますが、それだけ病気との関係があるわけです。
確かに、エイジングでは「酸化」と関係する病気が多いですね。循環器系(動脈硬化・高血圧)の病気や日焼け、皮膚がんなどが典型ですが、糖尿病や白内障、がん、アレルギーなど、酸化が強く関係しているとされます。この「酸化」とはいったいなんでしょうか。


酸化と還元、活性酸素


私たちは食べもので栄養を摂り、酸素を利用して生命エネルギーをつくります。体のなかで栄養素を分解し、代謝し、合成を繰り返していますが、この過程では酸化還元反応(レドックス)が起きています。私たちは、食べた栄養素を酸素で燃焼させ、エネルギーをつくります。この反応が酸化反応で、呼吸でとりこまれた酸素が使われています。ところが、私たちは無意識に必要以上の酸素をとりこみ、使われない酸素が余っていて、それが2%くらいだといわれます。この2%の使われない酸素は一部が活性酸素となって体を傷つけるようになります。活性酸素は、私たちが細菌やウイルスに感染したときは細菌などをやっつける働き(白血球)があり、悪いばかりではありません。しかし、自分の体を攻撃されるのは困ります。ですから、私たちの体は、活性酸素が増えるとそれを消すための酵素(SODやカタラーゼなど)がつくられていて、活性酸素を消しています。まるでイタチごっこのようですね。
ただ、活性酸素が3%だとすると、それを消す酵素が3%つくられれば消えますが、2%だと消えない1%の活性酸素は体を傷つけるようになります。エイジング(老化)の個人差は、活性酸素とその消去酵素の個人差として考えることもできるのかもしれんません。

この活性酸素は脂質や糖質が大好きです。血液中のコレステロールと結合しやすく、LDLと結合すると「酸化LDL」になります。この酸化されたLDLは動脈硬化を引き起こすアテロームをつくるようになります。また、たんぱく質と結合して糖化たんぱくをつくりやすく、糖尿病の人では活性酸素にも注意が必要でしょう。活性酸素は酸素の変形ですから、酸素を運ぶ血管系の病気に関わりやすいわけです。


最強の活性酸素、紫外線


近年、オゾン層(地上15キロから30キロ上空にある強い酸化物(O3)、成層圏)の破壊が問題になっています。オゾン層は、酸素が太陽の紫外線を吸収してつくられますが、猛毒で、このオゾン層で紫外線を吸収してくれないと、私たちは地上で生きていることもできません。地球の生命誕生は、オゾン層の成立後だそうですので。
紫外線はシミや皺はもちろん、皮膚がん、白内障などを誘発したり、促進することがわかっていて、波長の長さでUV-A、UV-B、UV-C に分類されています。いちばん毒性の高いUV-C はオゾン層でほとんど吸収されています。UV-B の一部が地上に降り注ぎ、日焼けやしみ、そばかす、さらに皮膚がんなどを誘発したりします。UV-A がいちばん多く、皺、たるみなどはこのUV-Aで誘発されます。

近年はオゾン層の破壊によってUV-B の降下線量が増加しています。そのため、女性だけではなく男性も紫外線から防衛する必要があります。皮膚がんも世界的に増加していることが報告されています。また、紫外線は可視光線ではありませんので、私たちには見ることができません。
紫外線の酸化力は強力ですから、夏休みの真っ黒大会などは今ご法度だと考えてください。それだけ、オゾン層の破壊、減少が進み、紫外線の降下線量が増加していますので、健康のために注意しましょう。


トマトのちから、リコピン(カロテノイド)


トマトは紫外線で酸化されないように自分を護り、ちゃんと育って子孫(種)を残すためにリコピン(カロテノイド系のフィトケミカル)をつくっています。そのリコピンがトマトの真っ赤な色です。リコピンがつくられないトマトもあり、そのトマトはずっと緑色のままです。そして、害虫にやられたり、いずれは枯れてしまします。熟さないということは生命を維持できない、子孫(種)を残すことができないということです。

リコピンは、トマトやスイカが生みだすカロテノイド系の色素で、私たちの日常食品に含まれるフィトケミカルではもっとも強い抗酸化力があると言われています。紫外線は私たちの皮膚組織を酸化させたり、コラーゲン組織を破壊して、しみ、そばかす、皺や、皮膚がんまで引き起こしたりしますが、「一重項酸素」という非常に強い活性酸素を誘発します。トマトはリコピンで紫外線でも酸化されずに育つわけです。もうひとつ代表的なフィトケミカルであるポリフェノール系は、残念ながら紫外線が誘発す活性酸素を消去するちからはあまりありません。ですから、紫外線による酸化を防御するためにはリコピンやルテイン、β‐カロテンなどのカロテノイド系のフィトケミカルを多く含んだ食品が効果的でしょう。

野菜がもつ抗酸化力ではビタミンCやEが有名です。ビタミンCは水溶性、ビタミンEは脂溶性ですが、このビタミンはお互いにちからをあわせてさまざまの活性酸素を消去します。ですからビタミンCとEは一緒に摂るようにしましょうといわれるわけです。トマトにはこのビタミンC、Eはもちろん、ビタミンB類、リコピン、βーカロテン、鉄分、カルシウム、マグネシウム、クエン酸やグルタミン酸など・・・実にバランスよく栄養素が含まれています。トマトは真夏の太陽の紫外線に負けないでこれだけの栄養を湛えるのですから、夏野菜のチャンピオンだといってもいいでしょう。


リコピンダイエット? でんぷんダイエット! 


「リコピンダイエット」を謳い、デキストリンや麦芽糖を主成分にしたサプリメントがあって驚いてしまいました。これは、いわば「でんぷんダイエット」「便秘解消サプリ」というところですね。イメージづくりにリコピンを配合し、リコピンの名前を商品に冠しているようです。夜寝る前に飲むと、翌朝便通があるのでしょう。それはトマト(リコピン)ではなく、でんぷんや下剤成分のちからなんですね。ただ、リコピンも配合されていますので、女性にはいいかもしれません。「でんぷん」を主成分にしたサプリを、リコピンが主成分かのようなイメージで販売するというのも困った問題です。
特に、ダイエットはただ痩せることではなく、ウエルネスをめざすことです。このサプリメントは下剤的成分を配合していますので便通を整えるかもしれません。しかし、ダイエットとしては、野菜(旬の野菜)をしっかり摂ること、それまでの「3倍」食べることをまず実践もらいたいと思います。ほとんどはそれで便通は整います。

ダイエットはウエルネスですので、まず野菜(旬の繊維質の多い野菜)を摂ることから第一にやるべきことです。野菜のちからは、食べた炭水化物や脂質などの代謝する酵素を助けるちからだということです。ですから、ダイエットだからと、便通だけ整えることだけ考えるのではなく、野菜をしっかり摂り、運動(しっかり歩くこと)を習慣にし、基礎代謝を上げる(脂肪を筋肉にする)ようにすることを考えてください。
食べた栄養素(脂質、炭水化物)は代謝されないまま脂肪になって蓄積され、それが肥満の原因になります。そのため、私はダイエットの相談では野菜摂取を強く推奨します。それがダイエットの正しい指導です。

テーマ : ダイエット・美容・健康
ジャンル : ヘルス・ダイエット

あなたの笑顔、応援します! -今、HealthからWellnessへ

あなたの笑顔、応援します! 
-今、Health から Wellness へ


高原裕一のウエルネス応援エッセイ、まもなくオープンします。


 「ウエルネス」は、1961年にハルバート・ダン博士(米国公衆衛生学)がWHO(世界保健機関)憲章に則って「今、Health からWellness へ」という言葉で、健康の考え方を新たに提唱されたものです。ダン博士は「健康とは、ただ病気ではないことをいうのではない」とするWHO憲章に示される理念をさらに一歩進め、Wellnessという言葉によって「新たな健康観(考え方)」を提唱されたわけです。
そして、「生命の尊厳と心の豊かさにあふれ、生き生きと輝いて歩む人生」はウエルネス(健康)であるとされ、自分のライフスタイル(生活習慣)や運動、休息、睡眠を見直し、積極的に身心の健康づくりにとりくみながら、生き生きと輝いて歩むこと(ウエルネス)を提唱されています。
ウエルネス、感動あふれる言葉だと思います。


さて、WHOは、2000年に「健康寿命」という考え方を世界に提唱しました。日本でも昨年、健康寿命が発表されています。この健康寿命をのばすとりくみとして「野菜の摂取量拡大・運動不足の解消・禁煙」を重点に、健康寿命をのばそう!Smart Life Projectが、個人、自治体、企業などで始まっています。この国民運動の第1回最優秀団体賞に、静岡県の「健康寿命日本一に向けた ふじのくにの挑戦」が表彰されました。また、静岡県は男女総合で健康寿命日本一になっています。

ウエルネスは、瑞々しい自分との出会い(再会)です。

SWA(Super Wellness Advisor)高原裕一が健康づくりの専門家(医師・薬剤師・栄養士)とともに、ウエルネスの取り組みを応援します。どうぞお楽しみに!


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高原 裕一(SWA ; Super Wellness Advisor)
医療業界30年のキャリア。大手製薬企業で学術情報部門長を歴任。医療業界に幅広いネットワークをもち、特に天然物医薬品、自然食品、健康食品に関する学術情報を多数集積。リコピンスペシャリストおよび快眠アドバイザーの認定を受ける。



テーマ : 健康的な生活で楽しい人生を!
ジャンル : ヘルス・ダイエット

プロフィール

高原 裕一

Author:高原 裕一
Super Wellness Advisor 高原裕一です。私たちの健康は(遺伝子は別に)体にとりこむ「空気や水、食生活」で60%が決まります。そして「身体活動(運動)」の基本は歩くこと。あとは少しの「心を潤す時間(精神生活)」。ウエルネス-それは瑞々しい自分との出会いです。リコピンスペシャリスト&快眠アドバイザー 高原裕一のウエルネス応援エッセイ。

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